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新型コロナウイルスのワクチン・治療薬開発はどこまで進んでるの?2020年7月16日現在

夏になっても一向に衰えない新型コロナウイルス。現在、世界中の科学者がワクチンと治療薬の実用化に向けて研究を続けています。では、いつになったら私たちが使えるようになるんでしょうか?

突然変異したコロナウイルスにはワクチンも治療薬もないため、現在同時に研究と開発が続けられています。ワクチンと治療薬のニュースがまとまって報じられたりせず、その時によって異なるため、ごっちゃになってしまう人のいるのではないでしょうか?

ワクチンとはウイルスの悪性をとったものであり、治療薬はウイルスを攻撃して体を治療する薬です。コロナウイルスに感染する前に打つのがワクチンで、コロナウイルスの感染して使うのが治療薬です。

現在、様々な研究機関、医療機関、製薬会社などが治験(薬を試す)や臨床実験などを経て、次に挙げる既存薬が期待されています。

レムデシビル…エボラ出血熱治療薬
ファビピラビル(アビガン)…新型・再興インフルエンザ
シクレソニド(ステロイド)…気管支喘息
ナファモスタット…急性膵炎
カモスタット…急性膵炎
イベルメクチン…腸管糞泉虫症

世界中の製薬会社が開発を行っているコロナウイルスの治療薬とワクチンですが、7月現在で一般に流通するのは10月ごろと見られています。
どうしてそんなに時間がかかるのでしょうか?

ワクチンや治療薬にはウイルスに対し攻撃できる遺伝子を作るため、実験でコロナウイルスが必要になります。
コロナ感染者からウイルスを採取し、様々な遺伝子やワクチンを与えた効果からワクチンや治療薬の基ができます。

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