見出し画像

受験生と、受験生のママ・パパへのエール

私は、中高一貫の私立を卒業し、大学を出ています。

ですので、人生で2度、受験というものを経験しました。

一度目は中学受験。二度目は大学受験です。

そして現在は、自分が親として、子供の受験に挑もうとしています。


本気は裏切らない

いつも本気で挑もう

受験生へ。

私なんかに言われなくても、わかっていることではあるだろうけど、本気で挑もう。

本気というのは、今の自分ができる最大限の挑戦のことを言う。

別にそのベクトルは、「勉強時間」だけを指しているのではない。
「計画通りに」って意味でも良い。

でも、これだけは確認してほしい。

もし、試験本番まで、残り1ヶ月になっても、今と同じ姿勢で勉強するかな?
答えがYesなら、あなたは本気になれている。

もし、試験本番の前日になった時、今日のことを絶対に後悔しない?
そう、君たちは若く、将来の可能性が無限に広がっているけど、それでも今日という日はもう二度と経験できない。

本気で挑もう!

その本気を、心から応援しています。

ママ・パパへ。

本気には、本気で返してあげて。
私も、そうしている。

子どもが本気で勉強し始めた。
私も、横で、同じ時間に、同じ問題をやることにした。

年齢や子供の性格によって、「してほしいこと」は違うと思う。

反抗期で、向き合い方が難しい時期の場合もある。

でも、我が子の本気の挑戦を、本気で応援してあげてほしい。

私が受験生だった時、母はいつも黙ってお弁当を作ってくれた。
忙しくても、疲れていても、私のためにお弁当を作ってくれた。

些細なことだったけど、「あなたのことを信じているわ。頑張りなさい。」と言われたときに、母のためにも頑張ろうと思えた。

我が子の本気の挑戦を、どんな形でも良い。
本気で応援してあげてください。

そんなママやパパのことを、私は応援します。

基本の土台の上にしか、応用はない

基本こそ全て。絶対に油断するな。

受験生へ。

先を急ぐな。どれほど難関校を受けるとしても、基本がおそろかだと、応用問題は解けない。

見誤るな。自分の弱点は、生活習慣にも現れている。ケアレスミスが多い場合は、生活でもうっかりすることが多いはず。

勘違いするな。受験は君が一人で挑戦するものだが、受験生としての生活は、多くの人たちが関わっている。

学力、習慣、考え方。
まったく別々のことのようで、全部つながっている。

受験とは、その素養を試されるものでもある。基礎を侮るな。
応援しています。

ママ・パパへ。

お子さまの弱点は、おそらく、ママとパパの弱点でもあります。
どちらかのせいではありません。
お二人で向き合うべきです。

たとえば、「返事をしなさい」と子どもに叱るとき、よく考えてみると、ママやパパも子どもの何気ない話に、きちんと取り合っていないのでは?

「なんで、そんな言い方をするの!」と叱るとき、その言葉自体が「そんな言い方」になっていませんか?

同じように、子どもの「失点の理由と傾向」、「勉強への姿勢の課題」、「やる気」などは、そのままママとパパの弱点が現れている可能性があります。

私も、この点は非常に気をつけていて、「子どもと自分は一心同体」という意識でいるようにしています。

もちろん、この辺りの教育論は賛否両論で、受験において子どもに親の立場から教えることなどない、という意見もあります。

なので、直接何かを伝えるかどうかは別としても、気持ちだけはそのように持ってみてはどうでしょうか。

親となった今なら、自分もまた、自分の親に似た点があることを理解できていると思います。
今度は親の立場で、それを良い方向で使ってみてください。

応援しています。

時間の計算が、結果を変える

時間とは、工夫して増やせる定数なのだ

受験生へ。

自信はあるかな?
自信とは、計画と実行によって生まれるものだよ。

「この計画でやっていけば、合格できる」という道すじを作ってしまえば、自信を持ってその道を歩ける。

「計画どおりやってきたんだ。このまま進めば良いんだ。」と、実際にその道をコツコツと進んできた事実があれば、今この瞬間のつまづきは気にならない。

大丈夫。道を作って進もう。応援しています。

ママ・パパへ。

お子さまが、どんな計画で取り組もうとしているのか、知ろうとしてください。

全体的なステップを理解した上で、何かを言うのと、
どんな計画なのかを知らずに、小言を言うのでは、
響き方が違います。

数学において、変えることのできない数値のことを定数と言います。

時間とは、ママやパパにも、お子さまにも平等に与えられた定数です。

ただし、この時間という定数は、工夫をすることができます。

お子さまが計画を実行できるだけの時間を生み出せるように、ママやパパの方で工夫をしてあげてください。

そして、おおよそ計画のとおりに進んでいる場合、小さなつまづきを指摘するよりも、その道を進めている事実を褒めてください。

計画どおりに進めていない場合は、計画どおりになるように協力をしたり、新たな計画を立ててサポートするつもりがあることを伝えてください。

ママやパパも大変だと思います。ですが、お子さまも戦っています。
計画した道を進めるように、見守ってあげてください。

応援しています。

挫けそうな時は、振り返ってみなさい

ここまで来たのだから、これからも大丈夫。

受験生へ。

私も、受験生として経験があります。
受験生としての生活は、楽しい体験ばかりではない。

挫けそうな時、嫌気がさしそうな時、孤独を感じる時があると思う。

そんな時は、振り返れば良い。
ここまで、自分なりに頑張ってきたんだよね?

よくやった!
ここまで、自分なりに来られたじゃないか!

さぁ、もう1歩進もう。
応援しているよ。

ママ・パパへ。

私も、受験生の子どもを持つ親として経験があります。
ママやパパだって、受験に向けて、いろいろな不安と戦っていますよね。

ただ、子どもに対して、
過去を、ネガティブな意味で振り返らせる必要はありません。

子どもは思ったより賢いので、本当はどうすれば良いのかは、わかっていることが多いです。

「いつも、こんなんだから・・・」という言い方で、過去を振り返らせないでください。

ママやパパ自身も同じです。
親として、ママやパパも、必死にサポートしながら、ここまで来ましたよね。

挫けそうな時は、子どもが生まれてから今までの写真を見ても良いかもしれません。
ずいぶん、たくましく育ったじゃないですか。

我が子を信じて、さぁ、もう1歩進めるように見守りましょう。
応援していますよ。

積み重ねは、才能を遥かに超える

積み重ねこそ、必勝法!

受験生へ。

たとえば、学校や塾の宿題以外に、毎日1ページだけ、問題集をやるとする。
1年間で365ページやることになる。

そのたった1ページをやること自体は、ライバルだってかんたんに実行できる。
だが、一年後に突然365ページまとめてやることは、かなり難しい。

そう、その小さな積み重ねが、時間と共に「取り返しのつかない差」になる。

これが、毎日5ページなら、1年後にはライバルよりも赤本を一冊多くやったくらいの差になる。

これが、毎朝30分早く起きて勉強するということなら、一年後にはライバルよりも約1週間ぶっ通しで多く勉強できた計算になる。

もともと持って生まれた才能の差はある。
勉強が得意な子も、そうじゃない子もいる。

でも、あなたがどちらなのかは一切関係がない。

積み重ねれば、勝率は上がる。それは、才能なんかより圧倒的に揺るぎない差になる。

積み重ねなければ、才能では取り返せないほどの差をつけられる。

その一つ一つの、積み重ねは、全く意味を感じないほど小さいもの。
だが、その小さい積み重ねが、圧倒的な差になる。

この方法で、私もずっと勝ってきた。
絶対にできるよ。
応援している。心から。

ママ・パパへ。

親としての目的は、何も受験結果がすべてじゃないはず。

もっとシンプルに、我が子の幸せを願っているでしょう?

受験も、それ以外のことも、小さなことの積み重ねが、全てを作っています。

小さな言葉の積み重ねが、子どもの考え方そのものに影響しています。
小さな態度の積み重ねが、子どもの心の中の希望に影響しています。
小さなサポートの積み重ねが、やがて大きな信頼関係となります。

私も、一人の親として、子育てが大変なことはとてもよくわかっています。
親として、自信をなくしたり、不安になったりすることもあるでしょう。

一方で、子どもは人生で最高の宝物です。
これ以上ない感動をすでに与えてくれたはずです。

初めて子どもを抱いた時の奇跡を思い出してください。
もう、十分に、親孝行してくれています。

あとは、我が子を信じて、道を歩けるように、そっと見守るだけで良い。

見える範囲では、そっと見守り、
見えないところでは、強く支える。

あんなに小さかった子どもが、受験という挑戦をしているだけで、誇りに思って良いでしょう。

受験生を抱えるママ・パパを、私は心から尊敬しますし、応援しています。

さいごに

最高の挑戦に、最高に楽しみながら、最高の形で進んでください。

自分にできることを一つ発見するたびに、その受験生活から、大きなものを得ていることを理解してください。

応援してくれる人の意見に、耳を傾けてください。
達成させる気があるのなら、達成できます。

不安になったら、いつでもこの記事に戻ってきてください。

桜、舞え!

将来のために、今、何かを変えよう。
あなたの挑戦を、私は応援しています。

株式会社フレンドマーク
五十嵐

この記事が参加している募集

#受験体験記

1,412件

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!