体力ゼロの自分が、週3回ジムで歩いた記録
私は、こうやってwebの記事を書いたり、オンライン講座を運営したり、コンサルをしたりと・・・、デスクワークオンリーな仕事をしています。
この仕事で起業して現在14年。で、その半分くらいの7年目の頃に、気づいたんです。
「おいおい、めっちゃ体力なくなっているんじゃないか？」ってね。
子どもたちが育って、一緒にいろんなところに出かけるようになり始めた頃に気づいたんです。
そこから私は、自分の体力を取り戻すためにコツコツと歩き始めました。
はじめは時速4キロで30分歩くところから
なんせ、気づいた時には本当に体力がなかったんです。
デスクワークオンリーな生活をしていると、普段は気付きづらい。
でも、子どもたちと遊園地などに出かけたときに、「あれ・・・。めっちゃ疲れるな・・・。」と思ったのがきっかけでした。
仕事では体をほとんど使わないし、買い物もほぼ車。そんな生活をしていたら、いつの間にか筋力もスタミナもどんどんと無くなっていく。
当たり前ですよね。
でも、気づけたのが良かった！これはきっとチャンスなんだと思って、前から気になっていたスポーツジムに入会しました。
家の近くのショッピングモールの隣に、ガラス張りの雰囲気の良さそうな大型スポーツジムがあって、ずっと気になっていたんです。
元々、学生時代はスポーツをしていたので、体を動かすことにはネガティブなイメージはありませんでした。ただ、それから長らく体を動かしていなかった・・・というだけで。
「いつか、また鍛えないとな。」と思っていたので、これがチャンスだと思いました。
入会して、さっそく初めてのランニングマシン。
かなり久々のランニング！よっしゃ！・・・と気合いを入れたけど、全然走れない。
「マジか・・・。こんなに体力落ちる？」ってくらい体力がなくなっていました。
ふと、隣のマシンを見ると、私よりもだいぶ年上の方が、私よりも遥かに長い時間、遥かに速いスピードで走っていました。
自分の衰えにショックと反省があったことは隠しようがありません。
これを謙虚に受け止め、私はまずはウォーキングからスタートしました。
最初は、時速4キロでゆっくりと30分歩くだけでも、かなり良い汗をかけるほどのレベルでした。
でも、気持ち良かった！この感覚を忘れずに、しっかり続けよう！
私はそう思って、まずは時速4キロで30分だけ歩く・・・というトレーニングを最低週3回は行うようになりました。
慣れてきたら、時速4キロで45分
人間ってすごい！トレーニングをしたら、ちゃんと進化する。
若い頃には当たり前だった感覚だけど、大人になってみるとありがたい。
普段、コンサルという仕事をしているので、「学べば人は進化する」というのは十分に理解していたつもりでした。
そしてこれは、体力についても同じでした。
一方で、ちょっと思ったんです。
「いつまで体は進化するのかな」って。
でも、ジムに通うと分かります。
かなり高齢な人でも、ものすっごい元気な人はたくさんいる。
私なんかよりも、ずっと速く走れる人も、ずっと長く走れる人も、ずっと重たいウエートを持ち上げられる人も、たくさんいるんです。私よりもずっとずっと高齢な人でも。
そりゃ、年齢による衰えってのは相対的にはあるんだろうけど、スポーツジムにいると、しっかり自分を鍛えている人はみんなエネルギッシュだとすぐに分かります。
そんな方々に刺激を受けながら、私もコツコツと歩き続けていました。
体力ゼロで、ゆっくりとしたペースでも30分歩くのがやっとだった私も、数ヶ月経てばそのトレーニングに慣れていきました。
普段の買い物なども、積極的に歩いて行くようになったし、別に疲れなくなった。
ワンフロア分なら、エスカレーターやエレベーターを使わずに、自然と階段を選ぶようになりました。
少しずつ、体を動かすことが好きになっていく自分。
体力的にも、精神的にも、パワーアップしていくのに気づいて楽しかった。
そこで私は、時速4キロのゆっくりウォーキングの時間を、30分から45分にしてみることに。
これも最初は、追加した15分が結構大変に感じました。「あぁ、今日は辞めちゃおうかな」なんて思ったことも最初はありました。
でも、続けていくと、これにも慣れていくんですね。
私たちは、いつからだって、進化できる。
1時間歩けるように
ジムに通い始めてから半年とか1年経つ頃には、かなり体力が戻ってきました。
子どもたちと遊園地に出かけても、以前のようにすぐにバテたりはしない。
そりゃ、子どもの無尽蔵の元気には敵わないけど、でも、子どもたちと一日遊べるくらいの体力は付いてきたんです。
気づけば、時速4キロのゆっくりウォーキングで1時間は普通に歩けるようになっていました。
週に3回以上、コツコツと歩いてきたのが実を結びました。
体力が戻って来ると、あるいは運動習慣が身につくと、良いことはたくさんありました。
普段の生活でも、「疲れた」と言わなくなる
夜はぐっすり眠れるようになる
運動していた方が食生活も整う
私の中では、そんな変化を感じられました。
やっぱり体力があれば疲れづらいから前向きに過ごすことができるし、運動習慣があることで夜は深い眠りにつけて良い循環ができているなと感じました。
運動していた方が食生活が整うのは、どういうことなんだろう？意識の問題なのか、体の調子がそうさせているのか、それは私には分かりません。
ひょっとしたら、ジムで歩いた後に、いつも体重計に乗っているから、そういう意識もあるのかな。
とにかく、運動し始めてから、食生活も少しずつ整うようになりました。
そういえば、体重も5キロ以上落ちましたね。
ダイエットも、めっちゃ頑張って走る必要はない。週に3回くらいウォーキングするだけでも、続ければ痩せていきます。適度に運動して、食事に気を使えば、体調は整っていきます。
時速5.4キロの世界
ランニングマシンを使って、時速4キロでゆっくりと1時間ウォーキングできるようになった私は、ジムに入会後1年経ったくらいからウォーキングペースを上げてみることにしました。
ちなみに、「どこまでがウォーキングでいけるペースなんだろう？どこからがジョギングなんだろう？」ってのがちょっとした疑問でした。
そこで、ジムでいつもお見かけする方に、聞いてみたんです。
「あの、ウォーキングって時速何キロくらいまでですかね〜」って。その人はめっちゃトレーニングの上級者だってことを、ずっと同じ時間に見ていて知っていたんです。だから、聞いてみたんです。
すると、その人は教えてくれました。
『あ、それは人によって違うよ。別に何キロまでとか、そういうのは無いから、自分でやってみると良いよ。』
なんてシンプルなお答え。でもそうか。別に、一般論じゃなくて、あくまでこういうのは「自分にフィットした数値」だもんね。
そこでランニングマシンで、少しずつ速度を上げて、どこまでウォーキングができるのかやってみました。
何日間か試したんだけど、私の場合は時速5.4キロくらいまでがウォーキングって感じで、それ以上だとジョギングの動きになる感触でした。
ちなみに、ランニングとジョギングの違いは、ジョギングの方が軽く走る運動で、ランニングの方がガチな走りってことらしいです。
まぁ、人によって違いはあると思いますが、その後いろいろと聞いたり調べたりしても、だいたい4キロ〜6キロくらいまでがウォーキングとジョギングの境界線になると思います。
私は、この時速5.4キロの「自分的には早歩きで、1時間ウォーキング」をまたやってみることにしました。
現在、2時間歩いています！
そこから数年経ち・・・。現在の私は、週に3回以上、次のどちらかの運動を続けています。
時速6キロ〜7キロで1時間走る
時速5.4キロで2時間歩く
そう、コツコツやったら、それなりに体力が付きました！
アラフォーとしては、何もしていない人よりも体力はあると思います。
足は筋肉が付き、脂肪が落ちて細くなりました。
体重は最初から比べると7キロほど落ちました。
食事が美味しくなりました。
なんだか、前向きになりました。
自信が持てるようになりました。
健康や将来のことを考えるようになりました。
運動習慣には良いことがたくさんあります。
私も、たったの30分も歩けないようなところからスタートしました。
でも、良いんです。「やろう」と思えたなら、始めれば良いんです。
ゆっくりと始めて、ゆっくりと続けていけば良い。
ゆっくりとしたペースで、ゆっくりと歩くところからで良い。
自分のペースで良い。自分の体なんだから。
最後に。
私が、最初の頃に気にしていたことや疑問に思ったことへの答えを、これから運動を始める人のために書いておきます。
Q.ジムに運動経験のない自分が行くのは恥ずかしい気がするのですが。
A.気持ちはすごく分かります。でも、ジムに来ている人はみんな自分のトレーニングに集中しているから問題なし。それに初めての人はしょっちゅう見かけるからみんな慣れています。運動が苦手とか、太っているとか、そういうことでジムを遠ざける必要はないです。
Q.ジムに持っていく物は何ですか？
A.基本的に、運動着、シューズ、タオルとかがあればOKなはず。あとはマイボトルを持ってきている人もいますね。この辺はジムのルールや利用案内を見てみてください。ちなみに、ジムは空調が効いていることがほとんどだと思いますので、普通に半袖で年中行けると思います！
Q.トレーニングマシンの使い方がわからないので不安です。
A.そこ、めっちゃ不安ですよね。基本、ジムのマシンには使い方が書いてあったり、トレーナーやスタッフの人が教えてくれたりと、初めての人でも使えるようになっているので安心して良いかと。ただ、中にはフリーウェイトのように初心者さんにはちょっとハードルが高いものもあるので、まずはガイド付きのマシンから挑戦して慣れていけば良いと思います。ちなみに、マシン名が分かればYouTubeとかでも使い方は調べられます。（私もよくそれで勉強しています。笑）
まぁ、そんな感じで、私のような超インドアな生活をしている人間の、小さな小さな運動習慣なのですが、もし『これから運動を始めてみようかな』『ちょっと体力がなくてヤバいな』『健康に気を使おう』などと思っている人に、少しだけでも何か後押しができればと思って書いてみました。
小さく始めて、ゆっくり育てよう。
自分の体は、自分で変えられる！
ゆっくり、ゆっくりと続けよう。
将来のために、今、何かを変えよう。
あなたの挑戦を、私は応援しています。
株式会社フレンドマーク
五十嵐
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