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【新人日記】フレンドフーズの日々:倉光編(2022年10月22日)

2022年4月、フレンドフーズには倉光さん・岡さんの、2名の新人スタッフが入社してくれました。初めて食の業界に足を踏み入れるからこそ、見える気付きがある。そんな風に考え、新人さんたちに日々の仕事の中で感じたことを、日記のように綴ってもらいます。

今回は倉光さん編の第2回目です。

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フレンドフーズに入社して、半年が経ちました。デリカ・惣菜部の倉光です。

入社するまで、スーパーマーケットのお惣菜がどのように作られているのか、あまり考えたことがありませんでした。想像ができなかった、という方が正しいかもしれません。

第2弾のnoteでは、調理や仕込みに携わるなかで気が付いた、デリカ・惣菜部のこだわりについて、お話ししようと思います。

お惣菜を作るだけではない

フレンドフーズのデリカ・惣菜部では、「そこまで手作りしているの?」と驚くことがたくさんあります。

例えばさまざまなメニューに使用しているバジルソースは、青果部で扱うフレッシュバジルや、お菓子コーナーで販売している松の実など、店頭の食材で手作りしています。

グリーンサラダのフレンチドレッシングも当店オリジナル。また蒸し鶏などに付属する梅肉ソースは、そのフレンチドレッシングと梅肉などを配合して作っています。

こんな風に、フレンドフーズでは扱う食材やメニューに合わせて、さまざまな調味料を手作りしています。新メニューは、その調味料に合わせて開発することもあるくらいです。

旬のもの使う

デリカ・惣菜部で使用している野菜は、青果部の目利きにより市場で仕入れてくるものと、地元の農家さんが直接持ってきてくださるものがあります。

野菜は天候により状態や価格が左右されやすいため、必ずしも毎日同じ状態のものを仕入れられるとは限りません。

基準を満たすものが仕入れられない場合は、他の食材で代用したり、別のメニューを提供したりすることも。

また旬をたっぷり味わっていただけるよう、夏であれば胡瓜や茄子、万願寺とうがらしなどの夏野菜を多く使います。毎年その時期にしか作らないメニューがあったり、それらを使用した新しいメニューを開発したりしています。

これからの寒い季節に旬を迎える野菜には、身体を温める効果があると言われるものが多く、反対に夏野菜は体温を下げる効果があると言われるものが多いです。夏野菜には夏にぴったりな、冬野菜には冬にぴったりなそれぞれの特徴があるのです。

ちなみに冬野菜は通年手に入るものも多いですが、気温が下がるにつれて甘味が増し、風味も良くなっていきます。

「旬のもの」というのは、栄養素も価格も、その時期に食べることが適していると言われています。そして、なんといっても味が良い。同じ野菜でも、旬の時期になるにつれて状態も良く、最もおいしくいただけます。

「レシピ通り」は通用しない

調理や仕込みに携わるなかで、料理の奥深さというものをひしひしと感じています。

レシピ通りに調理をしても、食材のコンディション(状態?)によって味が少しずつ変わってしまいます。

デリカ・惣菜部では、必ず調理をした人とは別の人が味見をし、必要に応じて味を調整したものを商品として提供しています。

また、食材の切り方ひとつでも、味や印象が大きく変わります。それぞれのメニューに合わせた食材の切り方や調理法にフレンドフーズのこだわりがあるため、まだまだ覚えなければいけないことがたくさんあります。

料理は、必ずしもレシピ通りにやれば良い、というものではありません。それが難しくもあり、楽しさでもあります。

それぞれの家庭に「家庭の味」があるように、フレンドフーズには「フレンドフーズの味」があるのだと気が付きました。これからも日々「フレンドフーズの味」を極めてまいります。

この記事を書いた人

名前:倉光 優

毎日どこからでも山を望むことができる環境に惹かれ、左京区に住み始めて7年目。趣味は保存食をつくること。
最近は来たる冬に備えて、柚子胡椒と柚子ポン酢を仕込みました。鶏の水炊きを食べるのが楽しみです。




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