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辻村深月さん 『傲慢と善良』

こんにちは。

私はここ数日、
辻村深月さん『傲慢と善良』を読んでいます。

Amazonでたままた目につき
軽い気持ちで買った小説でしたが、
心理描写がとてつもなく深くて、
ページをめくるたびにドキドキハラハラ、
楽しませてもらっています。

人は無意識の言動へ深層心理が現われているものですが、
普段、誰しも表層しか意識を向けていないものです。

辻村先生はどの登場人物の言動に対しても
鋭い描写で深層心理を表現し続けてくれ、
その観察眼にはただただ脱帽です。

私は夏目漱石の『こころ』を初めて読んだ時のような
強い衝撃を感じています。


今はまだ小説の三分の一ほど読み残しがありますが、
この時点でも、予想できなかった展開に驚いた私は
誰かにこのことを伝えたくなり、
昨日のお昼に娘へこの小説の話をしました。

その時、娘は「へー」とただ聞いていましたが、
夜になると、ソファーに置いておいたその小説を手に取り
夢中になって読んでいました。
気になる部分が出てくると小説に出てきた話し言葉を
言って楽しんだり、「あの人、ヤバくね」と感想を言っていました。

30代の婚活を巡った話であるので、
小学生に早い内容な気もしますが、
娘は今日も続きを読むと張り切っています。

娘と一緒に小説を楽しめる日が来るとは思わなかったので、
(娘は小さい頃はウルトラマンが好きだったりしたので)
娘と共通の趣味ができて嬉しいです。


では、私は今日も小説の残りの部分を
じっくりと読み進めていこうと思います。

みなさまも今日も楽しい時間が持てますように・・・。

今回も読んでいただきありがとうございます。