![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82159891/rectangle_large_type_2_50c206cb7a8ed4eaac72aac5ccc8738e.png?width=1200)
13時間耐久ラフ(さいとうなおき氏の一日上達法)やってみました
お絵描き練習の過去記事はマガジンからどうぞ。
前回は、絵の練習自体はそこそこ続いているものの、オリジナルの絵が描けないという悩みを書きました。その解消法をあれこれ考えていたのですが、どうせなら一度しっかり対処したいと思い、お絵描き系Youtuberで有名なさいとうなおき氏の「一日上達法」をためしてみることにしました。(13時間耐久ラフは勝手な造語です)
Kindle Unlimitedでこの本を読んだのがきっかけです。
三か月練習法もやってみるつもりですが、その前にたまたま一日、しっかり絵に充てられる時間があったので、「一日上達法」から実施してみたしだいです。
一日上達法の要旨は以下のようなものです。
・まる一日13時間描き続ける(食事や休憩などははさんでもよい)
・絵を完成させず、ラフを量産する
・ラフはポーズラフ、線画やモノクロ、カラーラフなどでよい
まる一日を自分の時間に使える学生さんには取り組みやすいかもですが、社会人には事前の準備が必要かもしれません。
休日といえど家族の用事があったりするし、趣味の創作はほかにも小説もあるので、13時間を絵のためだけに確保するのがたいへんでした。今回はたまたま、エアポケット式に予定が空いたので取り組めました。
予定がおおきく空くときはたいてい小説を書きだめするのを優先しているので、絵だけで一日つぶすのははじめてかもしれません。
実施日の作業記録
![](https://assets.st-note.com/img/1657118023368-6X5kaeJNxt.png?width=1200)
ラフでないものを入れていいのかわかりませんでしたが、日課なのでジェスドロからはじめました。
![](https://assets.st-note.com/img/1657118035205-isx2k5Bp9h.png?width=1200)
ラフをたくさん量産するということだったので、思いついたものをいくつか描いてみました。オリジナルのラフ、しばらく描けてなかったのですっきり。
![](https://assets.st-note.com/img/1657118046719-auuDIaeMfX.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1657145605026-hrH0c4qnso.png?width=1200)
こちらも長いこと取り組みたかった、OC(オリジナルキャラ)の表情を練習しました。資料を見ながらなるべく統一感を……と思ったんですがけっこうバラバラの印象ですね。ひさしぶりに描いたキャラだったのでなかなか頭のなかのイメージどおりに描けず、この1~2枚はつらかったです。ただ表情なんかは資料を見ながら描いたし、むかし描いた自分の絵の焼き直しみたいなのもあるので、完全にオリジナルなラフではなかったかも……。
さいとうなおき氏の本では最初の4~5時間がつらいとのことでしたが、たしかにそうかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1657118061956-TNfZu059em.png?width=1200)
表情を参照していたときに見た絵に触発されて、ラフをさらに一枚。このあたりが2~4時間目です。「ラフを描く」というのが目的になってて、実際に描けそうにないラフを描いてしまった気がする……(伝わりますかね?)
![](https://assets.st-note.com/img/1657118071486-vgWeajLWZ4.png?width=1200)
これが5~7時間目あたりかと思います。なんとなく描きたいな~と思っていたシチュエーション(料理)。描きづらくはないけどほぼ写真模写なので、このやり方でいいのかちょっと心配。
![](https://assets.st-note.com/img/1657118081400-m341Jubi8u.png?width=1200)
6~7時間あたりでなんとなく描いたラフ、けっこうよく描けた感でした。たしかに、ほかのラフも描きやすくて、これまでの描画がウォーミングアップになっているのが実感できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1657118089553-9smiDdsBeq.png?width=1200)
前々から描こうと思っていた小さいカットを終わらせました。描いてみると意外と早くできて達成感がありました。これもラフではないような……。しかもざっとではあるけど完成させてしまった。
![](https://assets.st-note.com/img/1657118096713-vThq3JelPA.png)
最後のラフはこちら。13時間目あたりです。(今回の練習に関係はありませんが、この絵の前にあった出来事のつもり)このあたりになるとけっこう疲れが出てきて、ラフとしての完成度はいまいちだったかも。でも、描きやすさはたしかにありました。
個人的には5~9時間目のラフが、描きやすさ・質ともに良かった気がします。
1日上達法、効果はあったのか?
書籍によれば、「描き続けることで変化が起こる」らしい。「思い通りに行かない無力感から解放され(中略)何を描いても気に入らなかった状態がすっかり消え去り、どんどんアイデアを形にしていける状態に入って」いくとのこと。さらに「13時間を超えたあたりから、無敵状態が発動」「絵を描くのが楽しくてたまらない状態に突入」。
この変化を味わえるかどうかが、1日上達法で興味がある部分だったのですが、結果どうだったかというと……「そう感じなくもない」という感じでした。煮えきらない答えですが、たしかに途中からは描く負担が格段に軽くなったのを感じました。しかしまあ無敵状態とはいきませんでしたかね~。絵の出来自体もそれ以前のものとそう変わらないです。でも13時間目あたりで寝ちゃったので、さらにその上があったのかもしれませんね。
やってみて成果かなと思ったのは次のとおり。
・こういう形で自分の耐久力をためしたことはなかったので、単純に楽しかった。(ちょっと一人合宿みたいな感じでした。)
・前々から描きたかったものが描けた。あのキャラのこういう顔、こういう場面を描きたいみたいなのが描きだせてすっきりした。
・ラフを量産……とまではいかないが、完成までしあげてもよさそうなものがひとつふたつはできた。
・「オリジナルのイラストが描けない」という悩みが、(メンタル的な部分でなく)単純に時間のかけ方が足りなかったのかもと気づけた。ウォームアップの時間が必要ということですね。これが一番おおきな気づきかもしれません。
得るところがけっこうあったし、時間を確保するのがたいへんということ以外にデメリットもないので、また機会をつくってやってみようと思います。ひと月に一回くらいできたらいいな~。
おまけ1
この「一日上達法」、寝て起きたら効果がリセットされるそうです。w
![](https://assets.st-note.com/img/1657146964759-SXXK4gIPci.png?width=1200)
おまけ2
ラフスケッチに使用したペン
長い時間描くことになるので、お気に入りのブラシがあるといいですね。
参考
【実践レポート】さいとうなおき先生の1日イラスト上達法を実践してみた!
— チェネ @超会議両日参加 (@chene_1217) October 18, 2023
【note】▶︎ https://t.co/G3vbsDgRMQ pic.twitter.com/gyVaWWWVcq
私の記事よりぜんぜんよくまとまっているので、、、
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?