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あんたバカぁ?『ペットボトル事件』しくじり話【前編】@リーグ戦記、第四話

「昇級の計は、第一節にあり!!」
ということで、47期前期D2リーグの振り返りを記してみたいと思います。

冒頭申しました通り、昇級を占う上でもっとも重要なのは初日でございます。
そして、何かと事件が起きるのもコレまた初日。

以前に起きた事件につきましては、コチラにしたためております。

今回、note復帰ということもあり、加筆修正しているところ、物の弾みでつい、ホンモノの彼女の写真をUPしてしまいました。あんたバカぁ?

初節に求められる能力

それは・・・
スカウティング能力。

下位リーグにおいては入れ替えが激しく、知り合いと同卓することはあまり望めません。
(初めて打つ相手だし、とりあえず打って確かめるかぁ~)というノリではプロとして恥ずかしい。

したがって、対局が始まるまでは冴えない高校生を演じることで気配を消し、相手選手の一挙手一投足をつぶさにチェックします。

©衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ2製作委員会

ようこそ実力至上主義の最高位戦へ。


そして、敢えて言わせていただくと、

©ほったゆみ・HMC・小畑健・ノエル/集英社・テレビ東京・電通・ぴえろ

よっしー「最高位戦イチのスカウターはボクしかいない!!」

なんだか、高校生をやったり中学生をやったり忙しい男です。

初戦から暗雲立ち込め・・・

初節の同卓者は、

今中正宗選手
©一般社団法人 最高位戦日本プロ麻雀協会
柴田恵理選手
©一般社団法人 最高位戦日本プロ麻雀協会
下坂翔選手

そして、1回戦目の結果はコチラ・・・

最下位-72.9p!!
な、な、な、7万点マイナス!?

©ほったゆみ・HMC・小畑健・ノエル/集英社・テレビ東京・電通・ぴえろ

おっと、取り乱してしまいました。
最高位戦で2番目にキレやすい雀士とは私の事です。

それにしても、今中さんが強かった。
競り負けるは、押し返されるは、ヤミテンに刺さるは、の三重苦。
そして気づけば、点箱はすっからかん。

いつもならこのままズルズルと4ラスですが、最近の研究で怒りをパワーに転換する、とある方法を編み出したのでご紹介したいと思います。

こういう時は、一度キレておきます。
己の実力不足、不運、全て棚に上げます。
卓は壊さない程度にねっ♪

一旦キレることでストレスを開放。
そして心の中で唱えます。

(戦ってやるよ・・・何度でも歯向かってやる・・・)←セリフはご自身の中で一番しっくりくるものにしてみて下さい。

するとあら不思議。
2回戦は、態勢を立て直し、堂々の2着。
その後、2トップを取って完全に復活のルルーシュ。

©SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS

「 ふっ…ははははははぁ!!やれるじゃないか…!!!」

と、なるやならざるや。
お試しあれ。

ダントツラスからの2着、安堵したのも束の間

場替えのタイミングでトイレを済ませ、ほっと一息。
一人、卓内で水を飲みながら、ぼーっとしていると、あることに気がつきました。

(俺のペットボトルじゃねぇぇぇ・・・)

1回戦目と同じ席なら良かったのですが、移動したにも関わらず、同じ席に座ってしまいました。

(先輩の今中さんだけはマズい…ワンチャン後輩の下坂くんか、できれば柴田さんであってくれ←ダメダメw)

このペットボトルの持ち主は・・・









©一般社団法人 最高位戦日本プロ麻雀協会

先輩の今中さん!!
はい、終了。

まさに痛恨の極み。

今中さんが卓に戻ってきたので事情を説明したところ、笑顔で寛大な対応をしていただきました。(←あんたバカぁ?とは言われなかったwセーフ)

その場で新しいペットボトルを買って弁償し、こと無き得るのでありましたが、それにしても間違えますかね?
自分で1Lの水を買っておいて、人の500mlペットボトルを飲むって。

1Lの水
500mlの水

てへぺろ。

そして第一節の最終スコアは・・・

15位+34.6p!!

よくもまぁ7万点マイナスからここまで復活できたものだと。
まさかのトータル卓内トップ!
もしかすると今中さんのペットボトル効果か!?
故人曰く、爪の垢を煎じて飲めと言いますが、あながち間違いではないのかもしれません。

初日の成績としてはかなり満足いく結果となりましたが、一つ気がかりなことがありました。

スカウターの本領発揮

対局中、別卓で凄まじいオーラを感じるんです。
その方向に目線を向けると、そこには気合の入った声で、発声をする勝気そうな女性の姿が・・・。

???「ポン、チー、ロン、12000」
キレッキレのキレの所作に、自信満々の攤牌。
(一体誰なんだ・・・)

©カラー/Project Eva.

いよいよ、登場か・・・。


前編はここまで、次回につづく



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