睡眠は幸せへの近道

寝ることが好きだ。

一日の中で、布団にくるまって微睡む時間が私にとって最上級の幸せである。

しかし、「寝る」という行為は、「怠け」「怠惰」などのマイナスなイメージとの繋がりも持ち合わせている。
一日中寝ていようものなら、なんだか「怠け者」のような気がして、勝手に罪悪感に苛まれ、自己嫌悪に陥ってしまうのだ。

そういうわけだから、「果報は寝て待て」という諺が大好きだ。
「寝る」という行為を優しく肯定してくれる、甘美なる言葉の響き。

寝ていれば良いことが起こるのだ。
たくさん寝よう。そうしよう。


そういうわけで2日間、日がな一日寝て過ごした休み明け。
「果報は寝て待て」という言葉の意味を改めて調べてみた。

すると、
「ただ怠けて寝て待つのではなく、焦らずにゆっくり待てという意味」とのこと。


あれ。違うやないの。


「寝る」という行為を優しく肯定してくれる言葉じゃなかったのかい、君は。

やっぱり寝ているだけでは幸せはやってこないか〜と少し残念な気持ちになりはしたが、

「寝ているだけで私は既に幸せを手に入れているのだ」という重要な真理に気づいてしまった。

寝ているだけで手に入れられる幸せ。
私は既に手に入れているではないか。


「寝る」という行為はやはり最高である。
寝ていれば幸せなのだ。
やっぱりたくさん寝よう。そうしよう。

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