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私にとって。

私に出来ることって何だろう?
私の得意なことって何だろう?
私の長所って何だろう?

 自分を知るためには、自分を客観的に、卑下することなく、真っ直ぐな目線で見なければならない。事実を事実のままで受け取ることができない事、いわゆる推論の誤りを幾つも、また強く持っている私にとってはたとえ他人のことであっても真っ直ぐな目線で見ることは難しい。そんな私が今自分と向き合い自分を知ろうとしているのだ。人生を賭けた超難問である。

 なぜ真っ直ぐな目線で自分のことを見ることができないのか、それは恐らく「 恥 」である。自分の得意な事を公言するのが恥ずかしいのである。私が自分の得意な事だと思っている所を人に話した時、その人にどう思われるか、何を言われるか、気にしてしまう。それこそ、「そんなの〇〇さんの方が凄くない?」なんて言われた日の夜眠る前目を瞑るとその時の光景がありありと再現され、首の太い血管をギュッと絞められている感覚に陥るだろう。もっと酷ければ夢にまで出てきたりなんかして…。それはちょっと言い過ぎたかもしれないけれど、それほどまでにそのままの自分を認め、得意な事を見つけ出すことは難しいことなのだ。
 
 私はいつもこの難題と向き合っては色々な感情に支配されて感情の渦に飲み込まれていく。そして毎回この後、人の感情は難しいなと思う。この文章を呆れずここまで読んでくれた貴方、「そんな事を気にするなんてバカだなぁ」なんて思いながら読んではいませんか?同じ、私もそう思う。でもこの事実とこの感情は私には頭を抱える程重要で、欠かせないことなのである。こうやって私は時にバカだなぁと思いながらも毎日、〝 私にとって 〟の感情に支配されながら生きている。恐らく貴方もそうだろう。

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