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多様な働き方を応援!副業解禁企業インタビュー

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どうして副業解禁した?副業解禁してみてどうだった? 副業を解禁して、多様な働き方を推進している企業人事のホンネに迫ります!
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「自分で魚を獲れる」ようにするために。働き方改革に先駆けて始まったタニタの「個人事業主化」とは

副業解禁企業の増加のきっかけとなったモデル就業規則の改定が2018年、「働き方改革」が施行され、多くの企業が自社の働き方の見直しに着手し始めたのが2019年です。 そうした世間の動きよりも早く新しい働き方を模索し、実行に移してきた企業が「タニタ」です。体組成計や活動量計といった、家庭用・業務用計量器の製造・販売などを行う同社は、2017年から「日本活性化プロジェクト」を開始。これは、希望する社員を「雇用」から「業務委託」に切り替え、「個人事業主(フリーランス)」として働いて

「会社の”外”で働き、対価を得られる人に」。経営陣の考えが副業解禁のきっかけに

2018年のモデル就業規則の改定を機に、副業を解禁する企業が増加しました。今年は副業を解禁する企業に対する補助金も用意され、働き方の多様化がより一層進むことが期待されています。 「副業解禁」は、働き手側からすれば収入アップや成長機会を得るチャンスにつながるなど、さまざまなメリットがあります。一方で、これから副業解禁を検討している企業側にとっては、情報漏洩や離職のリスク、労務管理の懸念などが気になるのも事実です。 本記事では、副業解禁に踏み切った大手企業の人事担当にインタビ

副業・兼業を推奨する静岡銀行の「マイキャリア・デザイン制度」

制度として役職員の副業を解禁する企業が増えています。静岡銀行もその一つです。銀行らしからぬ施策と思えますが、その背景には役職員に「キャリア自律」を促す、という会社の思いがあります。また、それは結果的に、銀行にとってもプラスとなります。 休日の従業向け自己啓発セミナーとしてフリーランス協会のセミナーを実施した静岡銀行の狙いと、現れ始めた成果を聞きました。 多様な働き方を許容していく という雰囲気が根付き始めている 静岡銀行のマイキャリア・デザイン制度は、銀行グループ内外で多様

企業戦士が「やりたいこと」を見つけるために必要な”WILL”とは~丸紅従業員組合「生涯稼ぐ力をつける副業講座」に学ぶ

会社員が自分の仕事以外のキャリアを見つけるのは、思った以上に難しいものです。丸紅従業員組合では、組合主催のセミナーとして、フリーランス協会が企画・実施する「生涯稼ぐ力をつける副業講座」(昼の休憩時間を利用した1時間のオンライン講座・計3回)を開催。そこに集まったのはちょっと意外な人たちでした。 参考記事(本講座プログラム参加者へのインタビュー) ――今回の研修を企画した背景と、反応について教えていただけますか? 田子 弊社では2020年4月から50代の社員を対象に、副業