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Brave使ってみた

こんにちは、NFTクリエイターのフレンジー・ビーチです。
Web 3.0にもっと関わっていこう、お勉強しよう!
ということで、
使ってるデバイスのブラウザをBrave に切り替えてみることに。

まだまだ情報が薄い中ではありますが
分かったことや感じたことを書き留めていきます。

【読了約7分】
今回のお話は以下の方向きです

  • デバイスPC環境の設定に興味のある方

  • 広告の未来に興味のある方

  • Web3.0に興味のある方

  • 仮想通貨に興味のある方

  • NFTに興味のある方


*興味のある方にとって有益な情報になるよう心がけてはおりますが、曖昧な点があることをご理解の上でご一読ください。

Braveってなんだろう?

ブレンダン・エイク氏が共同創始者

 Braveを開発したのは非公開企業のBrave Softwareによって開発されているウェブブラウザで
Java scriptの父ブレンダン・エイク氏が共同創始者。これまでのインターネットの閲覧におけるユーザーのストレスの多くが無造作に表示される広告であるにもかかわらず、それらの解決を試みたものがないことに着眼して開発したとか。

旧来の広告の終焉の予感

「無造作に表示される広告」という言葉に
In real lifeで広告と関わって生きてきた身としては
注目せざるを得ないなと直感。

元来広告とは一方的にターゲットに投げつけるもので、その後ターゲットとコミュニケーションをする必要が生じたとはいえ、最初の一投は広告主から強烈に投げつけるものでした(そういった成り立ちが「広告は暴力」ともいわれる所以でもあります)。

Braveのビジネスモデルはざっくりいうと↓

Braveのビジネスモデルは、広告をブロックする代わりに自身でプライベートな広告を配信しておりBraveユーザーは、Braveの配信する広告を閲覧するかどうかを自分で選択することができる。表示を選択した場合は広告料の70%がユーザーに分配される。Braveの配信する広告はWebコンテンツとは別に、通知または新しいタブの背景画像・ニュースとして表示される。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Brave_(%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6)


見る広告は自分で決める


つまり、Braveは無造作な広告表示は避けることができ、自分でセレクトした広告だけを見るということを可能にしたブラウザなのです。


そして、さらに興味深いことは「チッピング機能」が装備されていること。

Braveブラウザ経由で使えるユーティリティートークンとして「BAT」が設定されており、Brave ブラウザからの広告(Brave Ads)を見た場合、閲覧の報酬として BAT を受けとることができます。
また「Brave Rewards」を利用してコンテンツ製作者にTwitterやYouTube等でチップとしてBATを送ることができるのです。

*BAT=Basic Attention Tokenはイーサリアムのブロックチェーン技術を使ったトークンのひとつで、これも前述のブレンダン・エイク氏によって開発されたそうです。

BraveブラウザにBraveウォレットを設定することで
BATでのやりとりがとても簡単にできます。
TwitterやYoutubeなどで自由に発信することで
報酬を得られるBrave Rewards Creatorとして
連携すれば、自分の連携したアカウントのチップを
受け取ることも気に入ったコンテンツやクリエイターにチップを送ることもできるのが大きな特徴。

能動的にチッピングしなくても、見たい広告をセレクトしてみに行くだけで自動的にBATが自分のウォレットに増えていく仕組み。
これまでのWeb広告は、広告主がGやYといったプラットフォーム企業に広告費を払い、そういった企業が広告を配信する仕組みでした。
アフィリエイトなどでコンテンツから広告誘導した報酬を得る方法はありましたが、どれもweb2.0までは中央集権的基盤の上に成り立っていました。

Web3.0的な報酬の取引

Braveブラウザを使うことで、これまでのような無造作な広告表示がなくなり、Breve独自に配信されるブラウザの背景画像の25%が広告ビューとして表示されるようです。

広告表示のパターンを理解していないと、シームレスすぎる表示がかえって策略を感じるとか、結局Braveがハンドリングしている広告を見せるのだからこれまでと変わらないのでは?という批判もありますが、個人的には「無造作に表示される広告が激減する」という点においてとても気に入ってます。


「素敵な壁紙のような画像が実は広告」みたいな
見た目になってホーム画面に現れ(使い慣れると広告とそうでない画像の違いは明確になります)
それを自分で「閲覧したい」と思ったら左下に表示されるブランドロゴエリアをクリックしリンク先へ飛んで広告を見る→「広告を見てくれてありがとう」ということでBATがウォレットに入る→広告費はBrave の運営とユーザーの閲覧への謝礼として分配される。

2022年8月21日現在の Braveブラウザのホーム画面の見た目のイメージとメモ

報酬のことはさておき、無造作に表示されるこれまでのweb広告と違って、ブラウザの見た目が美しく整理されて気分が良いです。

Web3.0時代のセキュリティー

Google Chromeの基本ChromiumでBraveも構築されているので、セキュリティ面でBraveはChromeと同等の安全性があるといわれています。
メタマスクやbitFlyerとの接続もなかなか快適です。
これまでChromeブラウザを使っていた人は
その設定を完全にインポートして使用開始できるのも嬉しい。
使い心地ははChromeとほぼ同等で、つまり懸念事項も同等と思っていいようです。

BraveはIPFSへのネイティブサポートを初めて実装したブラウザで、これはBraveのセキュリティ設定が常に洗練されたものであるようにする重要な要素といわれている。

IPFSは「将来人類が宇宙進出する時代にストレスなくアプリケーションが使えるようなシステムを」というコンセプトで開発されたもので、このシステムの特徴は「コンテンツ志向」の設計。
データの保管場所に関わらず、同じデータであれば同じ識別IDが付与される。

現在のインターネットで広く利用されているHTTPは「ロケーション志向」
URLでコンテンツの場所を特定し保管するサーバーに直接データをリクエスト、リクエストを受けたサーバー側は常に稼働している必要があることと
物理的には保管されているデータを自由に変更・削除することができることになる。
つまり、現状のBrave以外のブラウザでは改ざん不可能という条件を十分に満たすことができないといえるらしい。

ざっくりですが、そういう仕組みを日常的なものとしているのもBraveの大きな特徴。


Braveブラウザの特徴 まとめ

  • WEB 3.0に親和性の高いWEBブラウザ

  • Chrome設定をインポートできChromiumベースなので使い心地はChromeと同等

  • メタマスクやbitFlyerの設定が快適

  • 無造作に表示される広告が激減(自分でみたい広告をセレクト)

  • 暗号通貨BATで収益化が可能

  • BATで気に入ったクリエイターのコンテンツにチップ(投げ銭的イメージ)を送信可能

  • Webセキュリティは最先端な気がする

  • 通信量&時間&電力の節約【ブレイブシールド】

  • 利用者は年々倍増の勢い=ユーザーがBraveを評価している

  • ブラウザ上でYouTube閲覧すれば動画広告をブロックでき時間もデータ量も節約できる


Braveの懸念事項

  • ユーザーも広告主も少ないので、Braveの利点である「ユーザーが見る広告を選べる」感が、まだ実感できるレベルにない

  • 広告ブロックが強すぎてレイアウトが崩れることがある(らしい)

  • まだ対応していないプログラムもあるらしく、表示できないページが時折あるので、そういう時はこれまで使っていたブラウザを立ち上げて見直す(ひと手間ですが)という必要がある


結論(現時点で)


総合的に使用してみて、検証した結果、現時点では
Braveに乗り換えてよかった
ということになります。

巨大テック企業にのかって、web上でのコミュニケーションも容易にできるようになったweb2.0の時代と違って、web3.0はユーザーが自己責任で勉強しながら突き進むしかない時代の到来ともいえます。

中央集権的でないということは
つまり、中央で集権したものに責任をおわせず
個々が責任を持って関わっていく、ということにも思います。

web3.0の世界はBraveひとつとっても情報不足で
未来は明るいと思いたい反面、不安も募ります。

でも、ネガティブにとらえず、人任せにしないで生きていこうとすることの重要性を考えながら、勉強しながら、コミュニケートしながら
そして、最悪の事態を想定し、リスクヘッジを考慮しながら、前に進んで行けたらいいなと思います。

どちらかといえば「しない後悔よりもする後悔」を選ぶ派のフレンジー・ビーチ拝

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