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新型コロナウイルス抗原検査キット!薬剤師が値段や売り方を比較しました

みなさん、年末年始はいかがお過ごしですか。

私の勤め先の薬局も、冬季休業に入りました。

私は、病院や薬局が休みになる前に
急いで買いに走ったものがあります。

それは、

新型コロナウイルス抗原検査キット


です。家族分、買ってきました!!

早速ですか、私が買ったものを、ご紹介します。

Panbio™ COVID-19 Antigen

ラピッド テスト(鼻腔ぬぐい液用・S)

短く言うと「パンバイオ」という商品です。

都内のスギ薬局で購入しました!
定価1320円

さらに15%オフのクーポンを適用させて

1,122円

で買えました〜!

12/29時点で、他のドラッグストアも数カ所
回りましたが、ダントツでスギ薬局が
安かったのでラッキーでした!

他店で売ってた検査キットをみると、
パンバイオではなかったのですが、
大体1900円位でした。

スギ薬局は売り場において、
喉用、鼻用があること、また各商品の値段も
しっかり表示してくれていました。

しかし、某ドラックストアでは
薬剤師に聞かない限り、
検査キットがあるのかすらわからなかったり、
検査キットを取り扱ってたとしても、
見えるところに商品名や値段が表示されて
いないところもあって、ちょっと不親切だな〜
と感じてしまいました。

なお、値段が高ければ、検査の精度も
必ず良いという訳ではないですし、
安いものは精度が低いという訳でありません。

※ここでいう精度とは、
陽性の人を陽性、陰性の人を陰性と
検査キットが正確に判定できるか、
という意味で使っています。

臨床試験ですと、
陽性一致率や、陰性一致率、
それらをまとめて全体一致率
と言っています。

ざーっと公になってる各社検査キットの
臨床試験結果における全体一致率を見たところ
「鼻用」なら、大体どこも90%以上でした。

しかし、一部の「喉用」検査キットの
臨床試験結果を見ると、鼻用ほどの良い結果ではないことに気付きました。

全ての検査キットを指してる訳ではないのと、
鼻用と喉用で比較した臨床試験結果が
見つけられなかったので、鼻用と喉用を比べて 
あーだこーだ言うことはできません。

今回買った、Panbio(パンバイオ)は、鼻用です。

大正製薬のものと中身は同じで、
臨床試験では99%以上、正確に判定した模様

が掲載されていたので、
私は安心して購入しました。

▽大正製薬の商品ページ

https://www.catalog-taisho.com/category/18/003/03605/


公式ページより拝借しました。購入したのは白い方。
公式ページより拝借しました。


ただし、これだけは、気をつけてください!!

検査キットは、いつでも買える訳ではありません。

買えるのは、薬剤師が居る時間

に限られます。

つまり夕方以降だと、
買えない可能性が高くなります。


その理由は、検査キットが第一類医薬品に
該当するためです。購入時に、
薬剤師から対面で書面を用いて情報提供を
受けることが義務付けられているのです。

薬局薬店によっては、そもそも検査キットを
取り扱ってない店舗があるので、
事前に厚生労働省のHPや、お近くのお店に
電話(在庫があるか、何時なら買えるか等)
をしてから行くことをおすすめします。

厚生労働省 新型コロナウイルス抗原検査キットの取扱店舗リスト(令和4年12月22日18:00時点)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537_00001.html



実は、検査キットって無くてもいいのでは、
と今までは思っていました。

発熱が出たら、どうせ病院いけばいいし、
都内には沢山の検査施設があるんだから、
検査キットを家に置いておく必要性を
感じていなかったのです。

ただ、年末年始って、病院も検査施設も
ほとんどが休みになるんですよね。
しかも、こういうときに限っての発熱、
あるあるですよね…

先日、一人暮らしの義理のお父さんが
発熱したのですが、私が薬剤師ということで
相談の電話が掛かった来ました。

解熱鎮痛薬も無い
風邪薬も無い
抗原検査キットも無い
どうしたらいいか?

と言うのです。

日曜日の夕方だったので、病院は当然やっておりません。

幸いにも微熱程度で動けるというので、とりあえず近くのドラックストアに行って、薬と検査キット買って、検査で陽性なら自治体に電話するように言いました。

しかーし!そのドラックストア、

検査キット置いてなかったんです(涙)


しかも、お義父さん緑内障持ちなのに、
緑内障の方は使用禁忌の風邪薬を買って
きちゃうし(飲む前に気づけたのでギリセーフ)で、結局、買いに行く前と状況変わらず…。

仕方ないので、日曜日はとにかく早く寝て
翌日の月曜日に、病院に行くよう伝えました。
(検査結果は陽性でした)

お義父さんとの、こうしたやり取りをきっかけに

受診できない&ドラックストアでも
買えないことがあるのを思い出せたのと
うちの実家の父母も、発熱時の対応が
わかってない&準備をしてないのでは?
と不安になりました。

実家に確認すると、案の定わかってなかった
ので、我が家と実家分の検査キットを
買ってきました。

はじめは
要らないよ!!
と言われたのですが、

年末年始で近隣の病院はやってないこと、
自宅でできる準備をしておく必要性を
説明したところ、なんとか納得してくれました。

すぐに会う予定なので、そのとき渡すつもりです。


なお、一部の病院では、年末年始も患者を
受け入れているところがあるので、自治体の
ホームページ等で事前に確認しておくと、
いざというときも安心です。

特に高齢者や子供が居るご家庭ほど、
突然体調を崩しやすいので、開いてる病院を
念頭に入れておくと、落ち着いて行動できます。

というわけで、我が家では、
年末年始にやることのリストの一つに
検査キット&薬の補充
が加わりました。

片付けなど、家をきれいにすることも大切ですが、
年末年始だからこその「補充」があることも
お忘れなく〜!

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