専門医が選ぶ市販薬~花粉症

病院に行くのは面倒ですよね?

できれば自宅からネットで注文できる薬で治るなら

そうしたいものです。

もちろん花粉症の他にも鑑別する疾患があるので

一番は受診をして鼻の状態を確認してから投薬するのがベストです。

しかし時間がない、子育て中でなかなか病院にかかれないなどといった場合に私だったらこのような市販薬が選ぶと言う視点で

選んでみました。ご参考になりましたら幸いです。

※以下のような場合受診をおすすめします。

・片側の鼻だけ鼻づまりが継続している

・慢性的に鼻の症状が出現している。

・顔の痛みを感じる

基本的には内服もしくは点鼻を使用し、効果がない場合には併用します。

【内服薬】

アマゾンではさまざまな抗アレルギー薬が販売されているが、アレグラの主成分であるフェキソフェナジンを配合しているものが1番多く、その他にも処方薬であるアレジオンやジルテックの成分を含むのもの販売されている。

その中でもフェキソフェナジンを配合し圧倒的なコストパフォーマンスを誇るのがアレルビである。

1ヵ月あたりのコストはなんと935円とコストパフォーマンスはかなり高いと思われる。

もちろん後発品を希望されない方はしっかりと病院に受診しアレグラを処方されるをおすすめする。

ちなみにアレグラの価格は1ヵ月あたり2710円と3倍近くとなる。

販売されている薬の中にはステロイドの成分であるクロルフェニラミンマレイン酸などが配合されているものも散見されます。

アレルギー性鼻炎は一時的な投薬では改善する事は難しいため長期的に内服が必要と考えます。

しかしステロイド配合のものを長期間内服する事はあまり望ましくなく、こういったものは選択されないのが賢明かと思います。

同様の効果を示すものを以下に示します。

【フェキソフェナジン配合】

処方薬との対応を以下に示します。

アレグラ=アレルビ、アレジークHIetc

エバステル=エバステルAL

アレジオン=アレジオン(処方薬と市販薬は同名)

セチリジン=ストナリニZ

クラリチン=クラリチン(処方薬と市販薬は同名)


【点鼻薬】

点鼻薬は血管収縮薬のナファゾリンを含まないものが望ましいです。

血管収縮薬を含む点鼻薬を連用することで薬剤性鼻炎と言って不可逆性の鼻づまりを起こす可能性があります。

1週間程度の1時的な使用は問題ないかと思いますが、それを超えて連用をする場合は注意が必要です。

掲載の製品は処方薬ではリノコートと同様の成分が含まれています。

即効性は無いですが安心してお使いいただけるものかと思います。

1日2回1回1噴霧/120噴霧入り

30日あたりコスト=1,334円

短期間の使用で即効性を求める方は以下をお勧めします。

血管収縮薬を含んでいるため短時間に鼻の粘膜は収縮し鼻の通りがよくなるかと思いますが、連用には注意が必要です。

アレルギー性鼻炎の治療にはこのほかにも舌下免疫療法や抗体療法、手術による方法もありますのでより専門的な治療を希望される場合には

お近くの耳鼻咽喉科に受診されるのがよろしいかと思います。

参考になりましたら幸いです。

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