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1年に1度花を買う日。背筋がピッと伸びる特別な日。

私には1年に1日だけ「絶対花を買って飾る」と決めている日がある。

(花瓶すら家になくて、女子力(主婦力?)低いんですけどそれだけ大切な日だということ)

それが昨日だったんだけど、大切な友人の命日なのです。
13年前、痛ましい事件で高校時代の友人が亡くなりました。

彼女は高校に入ってできた初めての友人で、1年生の時は間違いなく一番仲良くしてた大好きな友人。

いつも笑顔でおしゃれで可愛くて、泣けるほどピアノが上手くて、誰に対してもフレンドリーでまさに才色兼備、男女問わずみんなに好かれるようなすごい子だった。

お世辞抜きに彼女のことを嫌いな人とかほんとにいないと思う、それくらい素敵な子だったのです。

きっとそのまま社会に出ていたら、きっと何かを成し得てたり、有名になったりそんな風になっている姿が想像できる。

自分の誕生日、子供の誕生日、結婚記念日等々、色々節目な日は1年でいくつかある。

6月8日は、間違いなくそのうちの1日で、私の中では「背筋がピッと伸びて何かを決意する、そんな日」

お花を飾って彼女に報告をする、いつの間にかそんな日になっていた。

私は今彼女に胸を張って報告できるのかな?1日1日を大切に生きられているかな?そんなことを毎年再認識する日なのです。

あれから13年。

ニュースでその数字を見て時の速さと自分がどれだけ歳を重ねたかにも驚いた。

13年前、当時の私は大学を中退して、
病気で自宅療養をして、
社会復帰のためにアルバイトを始めて、

そしていつの間にかアルバイトが生活になっていて。

いわゆるフリーターだった。

特に夢も多分なくて、とりあえずお金を稼ごう、そんな感じだったのかもしれない。

13年前ももちろんだけど、基本的に私は自分の人生に絶望していた。

13年後、まさかフリーランスとして独立しているなんて夢にも思わなかったと思う。

さらに優しい旦那さんがいて可愛い二人の男の子に恵まれて、そんな幸せな人生は全然想像できなかった。

「私は今すっごく幸せだよ」

今年は特にそれを心から思えて彼女に報告をできた気がする。

この半年間は結構苦しいことが多かったのだけど、そんな期間があったからこそ日々に感謝できることがすごく多くなった。

小さな幸せを見つける時間がすごく増えた。

特に何かを成し遂げた!とかではないけれど、彼女にそうやって良い報告ができたことを嬉しく思う。



未経験コネナシスタートのフリーランスwebデザイナーからのリアルを赤裸々に綴っています。ご支援いただけましたら幸いです♡