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フリーランス美容師が知っておきたい「国民年金基金」とは?

こんにちは、現在フリーランスとして美容師をしております加藤亮平と申します。

簡単ではありますがこのコミュニティ【SHARE FO(u)R YOU】についてはこちらの記事を読んでいただいければ幸いです。


「フリーランスになったものの、年金は受け取ることができるのか?」

こんな不安を持っているフリーランス美容師さんもいるかもしれません。

もちろんフリーランスになっても国民年金というものに加入すため将来的に年金を受け取ることはできます。

とはいえ何も対策をしないと正社員として美容師を続けている方に比べるとその額は少なくなる可能性の方が大きいです。


今回はフリーランス美容師さんが老後の資金をしっかり受け取るための方法を一つご紹介していきたいと思います。

現在フリーランスとして活動されている美容師さんの参考になれば幸いです。



⬛︎フリーランス美容師は老後資金が少ない?

フリーランス美容師さんの場合、年金に関して正社員の美容師さんと大きく違うところは厚生年金に加入していないということです。

そのため将来受け取れる年金は基本的に国民年金のみになってしまいます。

フリーランスとして美容師を続けていくのであれば将来的なことを考えると厚生年金に代わる何かしらの対策を考えておく必要があります。


まず正社員美容師さんとフリーランス美容師さんの年金の違いについてはこちらの記事を読んでみてください。


上記内にも書いてありますが、正社員の美容師さんと何も対策をしないままのフリーランス美容師さんだと将来的に以下のような金額の違いが出てきます。

◾︎国民年金平均年金・・・月額は5万5,946円
◾︎厚生年金の平均年金・・・月額は14万4,268円(+国民年金)


この数字だけ見ても3倍近い差があるのがわかります。

とはいえフリーランスになったらどうしようもできないというわけではありません。

対策としてどんな方法があるのでしょうか?


⬛︎フリーランス美容師ができる年金対策

まず、日本の年金制度というのは以下の図のように大きく分けて三段階に分かれています。

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国民年金(青色の部分)や厚生年金(肌色の部分)は国が管理・運営する「公的年金」と言われています。

それに加えて個人型確定拠出年金(緑色の部分)はよくiDeCoとも言われ(聞いたことがある方も多いはず)公的年金に上乗せして正社員でもフリーランスでも任意で加入することができる「私的年金」と言われています。

まずフリーランスになったら加入しなくてはいけない年金は大前提として「国民年金」があります。

それに加えて任意になりますが国民年金基金個人型確定拠出年金にも加入することができます。

この2つうち、フリーランス美容師さんにとって厚生年金に代わる年金対策として効果的なのが国民年金基金になります。


⬛︎フリーランス美容師が知っておくべき国民年金基

一般的にフリーランス美容師さんが加入しているのは国民年金だけになります。

一方で正社員の美容師さんは国民年金+厚生年金の2階建てになっています。

その差を埋めるべくフリーランスでも通常の年金に上乗せしてお金を支払えば、その分もらえる年金が上乗せされるという制度が国民年金基金になります。


加入条件としては収入額は関係なく、大前提として国民年金をきちんと支払っており厚生年金に加入していない20歳以上の方であれば加入することができます。


ここで気になるのが毎月の掛金ですよね?

国民年金基金の掛金は算出方法が若干複雑で、選択した給付の方給、加入口数、加入時の年齢、性別などさまざまな要因によって決まります。

そのため一概にいくらとはいえません。


月の掛金については国民年金基金のホームページに「掛金月額表」があるので是非チェックしてみてください。


国民年金基金の掛金は加入時に積み立てる掛金が確定し、払込期間終了(60歳)まで変わらないというのが特徴です。

とはいえ物価変動などで社会的にその利率が妥当じゃなくなったとしても、加入時の利率が変わることはないので注意も必要です。


ちなみに国民年金基金にはこんなメリットもあります。

国民年金基金の場合、支払った金額は全て所得控除の対象となるため所得税や住民税の負担が軽減されます。

つまり節税対策にもなるということです。

同じような年金制度である個人型確定拠出年金(iDeCo)と違って掛け金の最低金額は違うものの利率が決まっているため自分で運用する必要がないため気軽に始めることができるのも特徴です

個人型確定拠出年金についてはまた別の記事でお話しさせていただきます。


⬛︎まとめ

今回はフリーランス美容師さんが国民年金に加えてできる対策、「国民年金基金」についてお話しさせていただきました。

フリーランスになると十分な年金を受け取ることができないと思っている美容師さんもいらっしゃるかと思いますが、きちんと対策することで将来的な不安は解消することができます。


現在フリーランスとして活動されてる美容師さんの参考になれば嬉しいです。


その他質問やご相談はこちらからお気軽にお問い合わせ下さい!

また、フリーランス美容師限定コミュニティ【SHARE FO(u)R YOU】への参加、お問い合わせは上記からお待ちしております。

どうぞよろしくお願いいたします。


SHARE FO(u)R YOU運営代表 加藤亮平

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