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フリーランス美容師になるには?【必要な手続きや注意点】

こんにちは、現在フリーランスとして美容師をしております加藤と申します。

簡単ではありますが簡単な自己紹介と、僕が【フリーランス美容師窓口】を立ち上げた経緯についてはこちらの記事を読んでいただければ幸いです。


前回の記事でフリーランス美容師を始めるにあたってどんなことをやっておくべきか、そして僕自身がフリーランスになってみてやっておいてよかったと感じたこと、やっておくべきお勧めのポイントについてお話しさていただきました。


これからフリーランスに挑戦しようと考えている美容師さんは是非以下の記事を読んでみてください。


今回の内容はフリーランスになった後に必要な手続きについてお伝えさせていただけたらと思います。


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質問やご相談はこちらからからお待ちしておりますのでお気軽にお問い合わせください。(24時間以内に必ず返信させていただきます。)


⬛︎フリーランス美容師になると変わる事とは?

正社員美容師からフリーランス美容師になると時間の拘束や制限がなくなり比較的自由になったり、うまくいけば収入が上がるという大きな変化があります。

雇用から個人に変わってもお客様を施術することに関しては変わりはないのですが、フリーランスになるとこんな変化があります。

・社会保険適用外になる
・給与所得者から事業所得者になる

「つまりどういうこと?」という感じかもしれませんが、正社員として会社に勤めていると会社が保険料や税金・年金などの支払いを代わりにしてくれていて、それらを引いた金額が手取りのお給料として支払われていたはずです。

フリーランスになるとこれまで会社が代わりにやってくれていた税金や年金の管理や支払い、そしてそれに伴う必要な届け出を個人で行わなければいけなくなります。

◾︎(1)社会保険の適用から外れるとは?

正社員として雇用されている場合であれば基本的に以下の社会保険に加入しているはずです。

・健康保険
・厚生年金
・雇用保険
・労災保険

「え、そんなの入った覚えないよ?」

そうです、これらは個人で手続きをするのではなく勤めている会社が代わりに加入の手続きを行います。

よく求人広告とかで見る「社会保険完備」がこう行った部分をフォローしてくれているはずです。

ですがフリーランスになると上記の保険が適用外になってしまうため以下の保険に自分で入る必要があります。

・国民健康保険
・国民年金

以前勤めていた会社が代わりにやってくれるということはないので自分でやらなければいけません。

◾︎ (2)給与所得から事業所得になるとは?

正社員の場合、サロンワークの対価は「給与」という形で支払われます。

先にお話しした税金が額面から差し引かれた金額が手取りとして振り込まれていたはずです。

フリーランスの場合、給与ではなく事業所得という形で「報酬」を得ることになります。

その報酬は税金等が引かれていない金額なので、自分でそれらを支払っていかなければなりません。


「フリーランスになると確定申告が大変」なんて聞いたことがある方もいるかもしれませんが、確定申告とは簡単にいうとサロンワークによって得た報酬に対し支払わなければいけない税金を申告するという作業です。

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早速面倒臭そうではありますがこれは個人事業主として必ずやらなければいけないことなので頑張りましょう。


確定申告に関してはこちらの記事も是非参考にしてみてください。



⬛︎フリーランス美容師になるには?〜必要な4つの手続き〜

上記を踏まえてフリーランスになったらやるべき手続きについてお伝えしたいと思います。

めんどくさがらず必ずやらないといけないことなので勤めていた会社を辞めてフリーランスになったら早めに取り掛かりましょう。


<①国民健康保険に加入する>
正社員として雇用されていた美容室を辞めた次の日から社会保険の適用が失効してしまうためなるべく早めに国民健康保険に加入する手続きをしましょう。

申請期間は勤めていた会社を辞めてから14日以内です。


国民健康保険についてはこちらの記事も是非参考にしてみてください。

https://note.com/freelance_ryohei/n/n698c24e5368e


<②国民年金に加入する>
国民年金も日本に住んでいる20〜60歳は支払いの義務があります。

こちらも正社員の場合給料から引かれますがフリーランスは個人で手続きをし支払わなければいけません。


国民年金についてはこちらも是非読んでみてください。


<③開業届を提出する>
正社員からフリーランスになったら1ヶ月以内に開業届を出しましょう。

とはいえ提出しないと何か罰則があるとうわけではありません。

実際開業届を出さずにフリーランスとして美容師をやっているという方もいます。

ですが個人事業主であれば提出することは「義務」であるということと、「青色申告ができる」といいうメリットもあります。

開業届なんてめんどくさそうと思われるかもしれませんが税務署に用紙を提出するのみなので簡単です。

国税庁のサイトからもダウンロードができるので事前に記入しておけば一瞬で終わるのでめんどくさがらずにやっておきましょう。


そして何より個人的に思うのは、開業届を提出することで個人事業主になったんだという実感がわき、お金の面での責任や数字の見方も変わります。

雇われではなく、一人の経営者だという自覚が芽生えるので開業届は提出しましょう。


<④確定申告をする>
やってきました確定申告。

1月1日から12月31日までで得た所得を計算し、いくら税金を支払わなければいけないかを税務署に申告します。

この確定申告の方法は先にお話しした「青色申告」ともう一つ「白色申告」というものがあるのですがその違いはまた別の記事でお話ししたいと思います。

ちなみに青色申告する場合は開業届を提出する際に合わせて税務署に提出します。


⬛︎まとめ

今回はフリーランス美容師になった後、やらなければいけない事務的な作業についてお話しさせていただきました。

めんどくさいなと思うかもしれませんが税金の支払いは義務ですし、保険に入らなければ病院に行っても全額負担です。

何よりフリーランスになると正社員として働いていた時に会社がどれだけのことをしてくれてたのかありがたみを実感すると思います。

とはいえこれらを自分でこなすと一人の経営者という自覚も湧き自信につながります。

美容師でありまた個人事業主として現場のサロンワークも事務的な作業もどちらも頑張りましょう。

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また、こういった疑問や悩みを解決できる場所としてフリーランス美容師さん限定コミュニティを開設いたしました。

参加ご希望の方は是非こちらからご連絡お待ちしております。


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