見出し画像

介護施設であった本当に怖い話し

いつも介護の話する時は感動するエピソードばっかりだからたまには怖い話も。
自分が実際に体験した話や聞いた話しなど沢山ありますが今回は自分が体験した話しを。


ここから先は読むのは自己責任ですよ?

この話は自分がショートステイで半年ぐらい働いて夜勤をしていた時のエピソードです。

自分が働いていた施設は
一階がデイサービス、玄関、事務所
二階がショートステイ、別棟にグループホームがある施設でした。(ショートとグループは廊下と扉で繋がってる)

いつもと変わらず夜勤をしていた。
夜中の2時の巡視、オムツ交換が終わって職員の休憩室で夜ご飯を食べようと休憩室に向かうと
エレベーターの開く音がした。
玄関は20時には鍵が閉められ、エレベーターも朝まで動かない。
ましてやこの時間に上がってくる職員もいない。
巡視の時も全部の利用者さんを確認している。
自分は事務所が電源を切り忘れて何かの誤作動だと思って気にも止めなかった。

ご飯を食べて少し休もうとすると、今度は洗濯機が回る音が聞こえた。
誰かが起きてきて寝ぼけて回したのだろうと思い、
洗濯場をみにいくと、、、、、
そこには誰もいなかった。
でも洗濯機は回っていた。
洗濯機を停止して中を見ると何も入っていなかった。

怖くなり、休憩室に戻ろうとする時、遠くから車椅子の車輪が回る音と足音が聞こえてきた。

車椅子をシルバーカーの様に使うAさんという方がいたのでその方がトイレに起きたのかと思い、
音の方にする方に行くと、そこはAさんのいる部屋ではなく誰もいない部屋だった。
車椅子はそこにはなかった。

きっと自分の聞き間違いだと思い休憩室にまた戻ろうとすると、、、、
今度は自分のすぐ後ろから車椅子の音が聞こえた。

自分は後ろを振り返って見てみるとそこにはこちらに向かってくる車椅子があった。

誰も乗っていないし後ろで押す人も誰もいない。
自分は状況を把握できていなかったが、
気味が悪くなり早くその車椅子を片付けたかった。

車椅子を片付けようと思い近づこうとすると他の部屋のコールが鳴った。

車椅子の片付けるのは後にしようと思い、
とりあえずコールのなってる部屋に向かうかと
振り返ると、、、 そこには小さなおばあちゃんが立っていた。

逃げたいが体が動かなかった。
利用者さんの『だれかきてください』と言うコールを押した利用者さんの声が聞こえた瞬間体が動き、コールのなっている部屋に逃げるように向かった。

コール対応が終わり車椅子を片付けようと先程の廊下に行くと車椅子はなくなっていた。

翌朝の申し送りで他の職員にその話をすると。
ちょうど一年前の昨日に当たる日にある利用者さんがお亡くなりになったんだ。

ここの施設の事が大好きな人で。ある夜勤の時にその方がコールを押したんだけど、職員が別の利用者さんの対応をしてて、発作が起きてそれをどうにかして欲しくてコールを何度も何度も押したんだけど職員が間に合わなくてお亡くなりになった方なんだよね。

とそしてその方は車椅子をシルバーカーの様に押して、夜中に昔の癖で洗濯機を回す方だったと。

きっと施設が大好きで帰ってきた事に気付いて欲しかったのかも。

これ嘘みたいな話だけど本当です。

本当に怖かった。
もう夜勤やりたくなかった笑
きっと誰でも夜勤してる人なら怖い話の一つや二つあるはず。
これ読んで夜勤行けなくても自分のせいではないので。あしからず。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?