介護職がなりやすい腰痛の原因の一つ

介護職で1番なりやすい病気は腰痛。
トランスが上手くできなくて痛めたり、ぎっくり腰とかにもなりやすい。それとは別によくわからない腰の痛みも多い。
その原因がストレスで起きている事。
原因不明の腰の痛みは非特異的腰痛と言われている。非特異的腰痛のなかには、精神的なストレスが関係して起こるいわゆる「心因性腰痛」が多く見られている。
ヘルニアとかは別でね。
職場の人間関係などのストレスが原因で腰痛が起こる仕組みは、脳の働きと深い関係があると考えられています。
腰に痛みを感じると、通常の流れとしては脳内でドーパミンという神経伝達物質が放出され、そのドーパミンが脳の側坐核を刺激し、痛みを抑制するセロトニンやノルアドレナリンなどの脳内物質が放出されます(少し専門的ですが)。
ではなんで痛みと感情が関係するのか?
ストレスにさらされると、この通常の流れが上手く機能しなくなり、弱い痛みでも、強い痛みとして認識してしまうのです。なぜ、ストレスの影響を受けるのかというと、側坐核や島、帯状回といった部分は、感情をつかさどっている部分でもあるため。
その為ストレスが原因で上手くセロトニンなどが放出されなくなるからです。
そんな事言ってもストレスなんて簡単に減らす事は難しいと思う。
そこで認知行動療法の一つである「ストレス日記」を付けると大分改善される。
「ストレス日記」は、心因性腰痛の原因であるストレスを客観的に見つめることで、痛みを軽減することにつなげてくれる。
日記を書く→分析する→行動を変える、をくり返すことで、腰痛の原因となっているストレスや考え方のクセなどを客観的に把握することができます。
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書き方の参考としては。 
●日付と状況
その日に起きたイヤだったこと、ネガティブに感じたこと
(例/用事があるので定時には仕事をあがる予定なのに、同僚から帰る間際になって急に残業をどうしても替わって欲しいと頼まれた) 
●思考
そのときどう感じたのか、どう考えたのか(例/突然言われても、今日は予定があるので困る。いつも帰る間際になって頼んでくる同僚なので、今日に限らずやめて欲しいと思った) 
●行動……
そのときとった自分の行動
(例/断り切れなくて、引き受けた)
 ●振り返り……
「思考」や「行動」に書き込んだ状況で、実際にどう行動するのがよかったかをまとめる(例/今日は予定があるので替われないことを伝える。また、いつも急に頼まれて困っていることを伝える)
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ストレスの原因は他人からの影響が大きいと思うけど実際の所は自分にも原因があるんですよね。
ストレス耐性が強い人は小さい事は気にしない。でもストレスを溜めやすい人はどうしても色んな事が気になってしまう。この日記をつける事で大分ストレスは改善されると思います。非特異的腰痛に悩んでる方、職場でストレスが多いと感じてる方は試してみてください!

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