【新車発表】今日発表された新車たちを見てみよう
本日、京王電鉄、名古屋鉄道、近畿日本鉄道より新車投入が発表されました。今回はそれらをまとめてみました。
京王電鉄「2000系」
京王電鉄は、有料座席指定列車、京王ライナー向けの5000系に引き続き、老朽化が進む7000系の所謂コルゲート車を置き換えるべく、2000系を導入すると発表しました。
外観は円をモチーフにしたラウンジ性をイメージしたとのことです。AIを使用したとのことですが…サバカンバスピスみたいですね。AIの限界を感じてしまいました。
また、京王電鉄としては初めて、5号車に大型フリースペース(仮称)を設置します。5号車はこども向けに窓を大きく、西武40000系や京都市交20系など他社でもフリースペースを設ける事例が多くなってきています。ラッシュ時は立ちスペースになることからも、設置が進む流れはとてもいいことだと思います。
公表されている詳細情報
大型フリースペースを5号車に設置
J-TREC(総合車両製作所)製
10両×4編成投入予定
第1編成の運行開始は2026年初めを予定
リアルタイム転送可能な防犯カメラを1両当たり4台設置
盲導鈴の設置
PanasonicナノイーX®方式の空気清浄機を設置
フルSiCMOSFET-VVVF採用により7000系比で20%省エネを実現
推測される情報
プレスリリースのイメージでは車番が2701となっています。これは0番台を指しています。9000系10両編成や5000系では30番台が附番されていることから、現時点では2000系の都営新宿線直通は予定されていないものと見られます。
京王電鉄では、その他にも5000系2本の新造、8000系と9000系30番台1本の機器更新が予定されているとのことです。個人的に9000系機器更新は非常に驚きました。僕の記憶は2015年あたりで止まっているようです。
名古屋鉄道「9100系・9500系」
名古屋鉄道は、老朽化が進む6000系列を置き換えるべく、9100系・9500系を導入すると発表しました。
おいおいちょっと待て。もう導入されとるわ。
まさか今まで通りなわけもなく、
2024年度新造分からは正面貫通扉スタイルに変わります。
ドゥワァセンナナヒャク!
という言葉がお似合いですね。それにしてもいかちい。1700系より厳ついスタイルとなりました。顔も傾斜が無くなり
小田急での事件などから安全性重視の為に増解結を行う名鉄でも中央貫通扉の採用に至ったのでしょう。
また、9100系はラッシュ時の名古屋本線、犬山線、常滑線で走る2200系の併結相手も務めており、岐阜・新鵜沼方に連結されていますが、2200系次第で8両貫通編成が出来上がるかもしれません。
公表されている詳細情報
マイナーチェンジは2024年度製造分から
9100系は2両×2編成、9500系は4両×3編成製造
マイナーチェンジ分はそれぞれ20番台に
推測される情報
運転台の形状変更?(干渉の可能性)
その他の仕様については現状維持
近畿日本鉄道「8A系」
近畿日本鉄道では、老朽化した車両を更新する為、新型車両8A系を導入すると発表しました。
座席番号みたい。
おっと失礼、心の声を盛大に漏らしてみました。
京都・奈良線では2024年10月、大阪・名古屋・南大阪線では2025年度の投入が予定されています。
ようやくですね。最初のイメージから青が取り除かれ、顔も平べったくなった印象です。計画通りなら名古屋線では1998年1月の5800系5812F以来27年ぶり、南大阪線は2002年の6820系以来22年ぶりの新車投入となります。
沿線民の皆様はどう思ってるのか非常に気になります。
形式のAは恐らく編成記号を表していると見られます。8x-xxxのようになるのでしょうか。
車内は5820系に続きL/C機構を搭載したクロスシートです。ドア付近は進行方向や横向きにも対応したベビーカー・大型荷物対応スペース「やさしば」となっています。
利用状況に応じてロングシートとクロスシートを切り換えることができる L/Cシートを設置するとのことです。また、1両のなかでロングシートとクロスシートを混在して配置することも可能としています。
扉上には大型のLCD、各車両1か所のフリースペース、1両4か所の防犯カメラなど大幅な快適化が見込まれます。
ストッパーはスーツケース持ってるときはありがたいですね。
公表されている詳細情報
新型のインバータ制御装置を採用(SiCかIGBTかは不明)
前照灯や車内照明はLED
今後の導入予定はこちらをご覧ください。
南大阪線向けもあるということは形式も若干変わる可能性があります。続報に期待しましょう。
今回もご覧頂きありがとうございました。他の記事も是非見ていってください。
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