「夢」⑨ ~「できない」事は「できない」と言って欲しい~

「夢」を持つことは良い事だと

語る人や本は多いが、

本当に「夢」を持つことは良い事なのか。

儚い夢、叶わない夢だってあるんじゃないか。

思い通りにならないのが人生。

我慢しないと生きていけないのが人生。

夢ばっかり見てないで、現実を見ろ。

そうした思いを

「夢」という言葉にぶつけたくなる人も少なくないです。

そこで、

「夢」を持つことは、

良い事なのか、悪い事なのか。

これについて、続けて考察しています。

現在は「夢」を持つと、

自分の「できない」所ばかりが思い知らされることが、

「夢」を持つことは悪い事であると思っている

大きな要因ではないかと考え、

「できない」事との向き合い方について、述べています。


前回は、「できない」事と遭遇してしまった時、

大きく分けて、3つ方法がある。

1つ目が、「夢」を再定義する。

2つ目が、他人に任せる。

3つ目が、環境を変える。

その2つ目を話しています。

「他人に任せる」のが苦手な人は少なくない。

それは、自分に自信がないから。

自分に「できる」事は何か。

自分に「できない」事は何か。

それを知っている事が、自信につながる。

それを知るために、

1つ目の「『夢』を再定義」していく事が、大切になる。

ここまで書かせて頂きました。

「何回も注意しても、直らない」

「さっき言ったことなのに、すぐ忘れる」

「あいつに任せると、余計な仕事を増やされる」

「他人に任せ」てみたところ、

こうした苦々しい思いを味わった方は多いのではないでしょうか。


「他人に任せる」ことは難しいことです。

ではなぜ難しいのか。

それは他人に「できる」事は何か。

他人に「できない」事は何か。

これを知ることが難しいからではないでしょうか。

1つ目の「『夢』を再定義」していく事を

実践している人であれば、

この難しさはおのずから分かられる事だと思います。


いつも間近にいる自分に対してであっても、

「できる」事、「できない」事を知るのは難しいのです。

ましてや、他人に対してとなれば、

さらに難しくなるのは当然です。

その難しさゆえによく起きるのが、

「丸投げ」です。

明らかに言葉不足。

クリアしなければならない条件が多すぎて、無茶ぶり。

自分の妄想で他人を振り回すのも、いい加減にしろ。

「丸投げ」されて、そう思った方は少なくないと思います。

「丸投げ」になってしまうのは、

他人に「できる」事は何か。

他人に「できない」事は何か。

これを知る努力を上司が怠ったことにあります。

「これぐらいの言葉で、分かるだろう」と、見誤った。

「これぐらいなら、乗り越えられる条件だろう」と、見誤ったのです。


もちろん、見誤ってしまう事はありますし、

まるで子供を相手にしているかのように

すべて説明するのが「他人に任せる」事になる訳ではないでしょう。

しかし、こうした見誤ってしまった場面のその後の対応を見るに、

多くの人が「他人に任せる」の意味を勘違いしているのではないかと思います。

それは「できる」のが当然。

できて当たり前。

そう思って、「他人に任せ」ていませんか?

その証拠に、できなかったら怒ったりしていませんか?


「他人に任せ」ようとする際に、

他人に「できる」段階を目指すように話はするでしょう。

しかし、それは「できる」段階を目指すぐらい、

精一杯やってもらわないと分からないからです。

その分からないことが、

これから任せる他人に「できる」事は何か。

これから任せる他人に「できない」事は何か、です。

最初こそは「できる」と思ってやってもらう。

けれど、誰だって「できない」事がある。

私も、そうだ。

精一杯やってもらったら、後はそれを他人がやりたいか、やりたくないか。

私ができるのは選択肢を与えることだけで、

それを選ぶのは他人なのです。


それなのに。

任せた事を精一杯やってる他人に対して、

いつまでも「できる」のが当たり前だと言い張る。

「できない」のは、お前が悪いと決めつける。

そんな人に、「他人に任せる」資格はありません。

他人に「できる」事は何か。

他人に「できない」事は何か。

これを知る努力をしている人に、「他人に任せる」資格があります。

そんな人には、思い切って言ってみて下さい。

「『できない』事は、『できない』」と。

すると「教えてくれてありがとう」となるでしょう。

あなたに任せたのは、あなたが何でも「できる」人だからじゃない。

あなたにだって「できる」事があるはずだ。

「できない」事もあるはずだ。

それを見つけるのが、私の仕事。私の役目。

そう言える人が、「他人に任せる」事ができる人です。


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