「夢」⑰ ~「都合」次第で、ピンチがチャンスになる~

「夢」を持つことは良い事だと

語る人や本は多いが、

本当に「夢」を持つことは良い事なのか。

儚い夢、叶わない夢だってあるんじゃないか。

思い通りにならないのが人生。

我慢しないと生きていけないのが人生。

夢ばっかり見てないで、現実を見ろ。

そうした思いを

「夢」という言葉にぶつけたくなる人も少なくないです。

そこで、

「夢」を持つことは、

良い事なのか、悪い事なのか。

これについて、続けて考察しています。


現在、

「夢」を持つことは良い事だと思って一歩踏み出す上で、

足枷になりやすい言葉、

「迷惑」について触れています。

前回は、

あなたにとって「都合」が良いものを「親切」と呼び、

「都合」が悪いものを「迷惑」と呼んでいるだけ。

では「都合」とは、

そんなに正しい判断基準なのか。ものさしなのか。

これが実にいい加減で、人によってバラバラ。

だから、何でも素直に受け取る必要はないし、

すべての人の「都合」に合わせるなど、不可能。

ここまで書かせて頂きました。


「迷惑」という言葉には、

他人の「都合」が入っている。

そう分かったとしても、

名前も知らない1人や2人だけにとどまらず、

たくさんの人や親しい人から「迷惑」だと言われたら、

他人の「都合」なんて、

いい加減なものなんだからと言って、

さすがに聞き流すことは難しいでしょう。

そんな時にどうするか。

「都合」を、利用するのです。


先日「ポストイット」こと「ふせん」の

誕生エピソードについてお話しました。

「出来そこない」「欠陥品」「失敗作」と言われ、

「都合」が悪いものとしか見られなかったのが、

どのようにして今やみんなが知る人気商品となり、

「都合」が良いものと見られるようになったのか。

それは「都合」を利用したのです。

つまり接着剤としては「都合」が悪い。

それは誕生した時も、今もそうでしょう。

しかし。

メモ書きとしては「都合」が良い。

しおりとしては「都合」が良い。

「都合」を利用することで、

「迷惑」なものが「親切」なものになったのです。


私たちは「迷惑」に対して、

悪いことだ、

止めなければならない、

抑えなければならないと考えている人が

少なくありません。

それも、

たくさんの人や親しい人から

「迷惑」だと言われた時の1つの対応方法でしょう。

しかし、それだけではありません。

止めることもせず、

抑えることもせずに、解決できる。

いや、解決になるどころか、

「迷惑」だと言われた言葉がヒントになって、

さらなる飛躍につながった。

「迷惑」自体は、悪いことではないのです。

可能性、エネルギーの塊なのです。

後は「都合」次第で、化けるのです。


その証拠に、

みんな忙しいはずです。

自分の事で精一杯で、他人に構っている暇なんてない。

それなのに、わざわざあなたに対して、

「迷惑」だと注意してくれた。

それは、そうしたくなるほど、

あなたにエネルギーがあったという事です。

今は不器用で他人に「迷惑」をかけっぱなしかもしれない。

そして、口に出して「迷惑」だと言う人も

いるかもしれない。

そんな言葉も、私に対しての応援だ、エールだ。

災い転じて福となす。

昨日の敵は、今日の友。  

ピンチがチャンスになるのです。


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