「仕事一筋」「仕事熱心」とは⑨ ~「仕事一筋」「仕事熱心」とは、一匹狼ではない~
「仕事一筋」「仕事熱心」という言葉は、
仕事の事しか、考えていない人。
それこそ、この人から仕事をとったら何も残らない人。
「自分」ー「仕事」=ゼロの人。
仕事以外に、物差しがない人。判断基準がない人。
そんな人を、「仕事一筋」「仕事熱心」というのか。
それについて、続けて述べさせて頂いています。
前回は、
自分1人で、会社の中だけで変わるのは限界がある。
外の世界に飛び出し、
自分が中の世界で学んだことは当たり前ではなかった。
答えは1つではなかった。
会社の常識は、世間の非常識であった。
その体験の繰り返しが、さらなる伸びしろを発見できる。
さらに斧を研ぎ続ける「仕事一筋」「仕事熱心」な人になるのではないか。
ここまで書かせて頂きました。
本当に「仕事一筋」「仕事熱心」な人というのは、
会社の外の世界、時間を大切にしている。
そこでの学びを、自分の仕事に還元していきます。
これにより、さらに同じ時間でも仕事がさらにできるようになる。
いわゆる生産性の高い人になっていきます。
そして、還元していくのは自分1人にはとどまりません。
会社の外の世界、時間を大切にしている人は、
会社の自分以外の人にも、影響を及ぼしていきます。
「仕事一筋」「仕事熱心」な人というと、
最初にも書きました通り、
仕事の事しか、考えていない人。
それこそ、この人から仕事をとったら何も残らない人。
「自分」ー「仕事」=ゼロの人。
仕事以外に、物差しがない人。判断基準がない人。
偏屈で、頑固な人というイメージがあります。
このような人にはポリシーがあるために、
わずかであってもペースを乱すような行為は許されない。
その厳しさゆえに、誰も付いていけなくなった。
いつも独りぼっちで頑張ってる。
いつも1人で背負い込んでいる。
「仕事一筋」「仕事熱心」とは、そんな一匹狼だと思っている人がいます。
しかし、本当に「仕事一筋」「仕事熱心」な人は、
一匹狼ではありません。
この人と一緒に仕事がしたい。
そう思える人なのです。
なぜなのか。
会社の外の世界、時間を大切にしている人は、
自然と懐が広くなっていきます。
会社の中であれば、
ほぼ同じような知識や経験を重ねてきたもの同士ですから、
同じような価値観の人たちとの付き合いになりがちです。
しかし、会社の外の世界の人たちと付き合うとなれば、
そうはいきません。
同じものを見つけることが難しい。
だからこそ、お互いの違いを認めるマインドが身に付いていきます。
同じでなければならない。答えは1つでなければならない。
そんな思いが、
同じであることがおかしい。答えは無限大だ。
自分の常識や当たり前が、次々と間違いであることが知らされ、
どんな意見も受け止められる懐の広さが備わっていくのです。
そうなれば、自然と人が集まってくることでしょう。
たとえ自分とは違う価値観を持ち、
その自分の価値観を仕事に持ち込んだとしても、
受け止めてくれる人だからです。
一匹狼な「仕事一筋」「仕事熱心」な方は、
自分の価値観を、仕事に持ち込むな。
他のやり方や手順は、絶対に許さない。
そうなってしまうでしょう。
本当に「仕事一筋」「仕事熱心」な方は、
どんな価値観にも、必ず長所がある。
だから、その長所を生かして仕事を欲しい。
そのようなメッセージになるのです。
自分は仕事を一生懸命やってるはずだ。
自分は「仕事一筋」「仕事熱心」のはずだ。
それなのに、手伝ってくれる人がいない。
お願いしても、仕方なくやってる顔ばかりされる。
結局、自分1人で背負い込む。
それは本当の「仕事一筋」「仕事熱心」とは違います。
仕事のために活かせるものは何でも活かす。
会社の外の世界や時間も、生かす。
自分とは違う価値観も、生かす。
そうしていくうちに、あら不思議。
人にも物にも恵まれ、どんどん仕事が楽になっていく。
楽になるから、ますます会社以外の時間を取れるようになる。
そして、さらにその時間での学びを活かしてさらに仕事が楽になっていく。
これが本当の「仕事一筋」「仕事熱心」ではないでしょうか。
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