東京ライフ　最終回

今回は2004年〜2010年くらいのお話。

「東京ライフ　その参」はこちら。

〜引っ越しをしてからは、映画音楽のお仕事を頂いたり、なんやかやで忙しくなったりして、パケラに行く機会もずいぶんと減った。
遠くなった、ってのが一番の理由だろう。。。

それでもたまに行った際には、新体制になっても変わらずスタッフはじめ常連の皆さんが暖かく迎えてくれた。（そうそう、一番最初にやった映画音楽「想色」の1シーンの撮影がパケラだったな。そのシーンの店内BGMとして「TLCっぽいのが欲しいです。」と言われて作ったら「オバケが出てきそうなBGMですね。」と言われてボツになったww。）

元々、住宅街の中にあって、近くに駅が有る訳でもなく、店をやるには条件的に余り良い場所ではない。
近くに環状七号線が走ってたりするが、判りやすい駐車場も無く、ってそもそも車じゃ飲めないなwww。
とにかく知った人じゃなければたどり着けない店。
だから隠れ家、秘密基地的なテイストが保たれた訳なんだけれども。

大体6年前（2010年当時）にスタートして以来、新生パケラはひっそりと、且つ、たくましく営業を続けていた。
住宅街だから故の暖かさ、とか色んなものに支えられながら。

でもそれ以上に、新しい可能性を模索しながら、オーナーであるミキちゃんを先頭にアキオもキッチンのスタッフも頑張っていた。
色んなモノを取り入れながら。

ただ、世界は目紛しく変わっていく。

時代は残酷だったり、暖かだったり。

都合良く波に乗ろうとか、待とうとかそんな事を考え始めたら、自分がどこに居るのか判らなくなりそうだ。
だから、自分に出来る事を愚直にシンプルにやって行くしかない。

それを開店以来ずっとやって来た店がパケラだと思う。

そして今夜、2010年2月21日24時をもって、パケラは閉店する。

とても前向きに。

23歳の頃、きっと見つけるべくして見つけた暖かいお店は、ボクに色んな出会いをくれた。
色んな勉強をさせてくれた。

ボクも含めて色んな人がパケラの扉を開けて、酒を飲み楽しく笑い、ときには泣き、そして通り過ぎて行った。

アキオは出身地である愛知県に帰るという。
芯の強いヤツだから、きっといずれ自分の店を持つだろう。
もしくは、新しい生き方を模索するのかもしれない。
いずれにしても大丈夫だ。

ボクは音楽を続けている。
以前よりも更に触手はむにゅむにゅと伸び、今後も音楽の中、色んな事にチャレンジして、そして動いて行くつもりだ。

場所は変わったけれどボクの「東京ライフ」は続いて行く。

〜2010年に書いた本編はこれでおしまい。

その後、パケラはアキオのお弟子さんがバーテンダーを引き継ぎww、やはり別の常連客がオーナーになりwww、パケラという名前も一新して新たなスタートを切った。今でこそ「ウィーフィー」とか何とかいう電波が飛んで当たり前にはなっているが、当時としては珍しくネット環境とか充電とかを整備したハイテクなお店だった。しかし2年くらい奮闘した後に撤退。跡地が今どうなっているのかは知らない。

静かな住宅街、杉並区和田三丁目あたり。周囲の静かな環境とは似ても似つかない騒がしいボクと、愛すべきお店のお話でした。

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さて、恒例の（？）お目汚しシリーズww！！

とはいえ、今回は汚れてない！いや、写真は古くて汚れているかもしれないが、写っているワタシは汚れていない！！何故ならば、５〜6歳の頃（多分）だからだwww！！写真を見て、みなさんの目が汚れるかどうかは知らぬwww。

あぁ、、、内臓も綺麗だった、、、心も綺麗だった、、、脳みそもプルンプルンだった、、、色んなモノを見すぎて0.01も見えなくなった両の目も裸眼でギンギンに見えていた。

しかーし！しかし、しかし、今でも心のバイブルとして双璧をなす「釣りキチ三平」と「ドラえもん」。

その「ドラえもん」の単行本を抱いているではないか！凄いぞオレ！！何が凄いのかは判らないが凄いw！！！

未だにボクにとってのロボットは「ドラえもん」一択なのである！（先日初めてエヴァンゲリオンとかいうアニメ映画を観た。面白かった。）

他の少年たちが「ガンダム」やら「バイファム」やら「マクセル」（はカセットテープだ）やら「マクロス」やらと騒いでいるときにもピクリともしなかったな。。。因みに好きな秘密道具は「バイバイン」です。

それではさようなら。