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わたしとハリケーン・2022年

フロリダに住んでいると、毎年ハリケーンの時期は心配になる。
今年は、幸いうちには被害はなかったけど。

今シーズンは、大きなハリケーンが2つ接近した。

1)ハリケーン・イアン
フロリダを直撃したこのハリケーンは、カテゴリー4で死者157人という、過去最悪レベルの被害をFL西海岸にもたらした。

フォートマイヤーズやネイプルズ、ねねと貝殻を拾いに行った思い出のある、ビーチで有名なサニベル島のエリアに壊滅的な打撃。
島につながる橋も破壊されてしまい、救助隊すら行けないくらいの大きな被害だった。
まとめ記事と写真を改めて見て絶句。3.11の津波の画像を思い出した。
ボートが流されて積み重なっていたり、住宅街がまるごと海にさらわれていたり。
本当にひどい状況。
海沿いに住むリスクを考えさせられた。

2)ハリケーン・ニコル
ふつうハリケーンが来るのって8〜10月くらいなんだけど、コレは11月になってから来た。遅い!気象異常のせい?
11月にハリケーンが上陸するのは米史上、37年ぶりらしい。
これは東海岸をなめるように北上したのでうちも被害を受けそうでハラハラした。

結果、大雨だけで浸水もせず済んだのでよかったけど。
フリーダイビング仲間がフォートローダーデール桟橋の画像を送ってくれたのを見たら、桟橋が波で破壊されていた。
わ〜、ここ、この間桟橋の下を泳いだばかりだよ。
自然の力って恐ろしいなあと思わずにはいられない。

ハリケーン後、地元のいつものビーチにウォーキングに行った。
すると砂が波にごっそり持っていかれており、ビーチの幅が狭くなってしまっていた。

ライフセーバーの監視塔の足場の砂もえぐられて、塔が傾いてしまっていた。
倒壊しないようにラインで繋がれていたけど、これ復活できるのかな。。。

フロリダは元々が海の底だった土地なので、まっ平で海抜が低い。
だから普段から、大雨が降るとすぐ浸水する。
ついでにすぐ停電もする。日本と比べてライフラインが弱いんだよね〜。
ネットもすぐ切れるし。

うちは古い家で、今どきハリケーンプルーフの窓がついていないので、毎回ハリケーンが近づくたびに、窓にトタン板をネジ留めしなくちゃいけない。
これが重いしめんどくさいし、家の中が真っ暗になるので嫌い。
もう11月も終わりになるというのに、うちの窓の半分はまだトタン板で覆われたままだ。暗いのではやく外してほしいけど、ダンナサマがまだストームが起こる可能性があるから、と外してくれない。
日本の家みたいに開け閉めできる雨戸があったらいいのにな。
あとはお金があればハリケーンプルーフの窓に取り替えたい〜。
つーか、お金があればさっさともっと良い設備の家に引っ越したほうが早いな!はい、愚痴ですけど。グチグチ。
設備でいえば、新興住宅地では電線が地下に埋められているので、今回停電がなかったらしい。うらやましい!外観的にもスッキリしていいしね。

フロリダは年中暖かいし、移住してくる人が最近特に多いけど、
ハリケーンは本当に毎年心配の種なので、
生活するにはそのこともセットで常に考えていなければならないと思う。
ウォーターフロントの家を買って、引っ越した途端ハリケーンにやられたらと思うと、絶望しかない...。

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