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大切な時間。

こんばんわ、Kaloです。

何ヶ月か前にiPhoneのOSをアップグレードしたら、「マインドフルネスモード」というのが使えるようになりました。これ、何かというと瞑想中にお知らせや電話を受けないように時間設定できるモードです。

やるじゃん、iPhone。こういうの待っていた!です。

わたしは、昨年から、早朝ロケなど、どうしてーもはずせない物理的用事がある以外は午前中は打ち合わせも入れないし、仕事もしない。と決めていまして。iPhoneも起きてから最低3時間くらいは見ないのです。

で、何をしているかというと、太陽浴びて、猫といちゃいちゃして、猫といちゃいちゃして(猫ふたりいるので(笑))、軽く掃除して、猫トイレ掃除して、猫にごはんあげて、水飲ませて、それからコーヒー淹れて、瞑想1時間くらいって感じです。
なんでもない時間ですが、これが私にとって今、一番大切な時間なのです。


なのでさっそく毎日6時から12時までを「マインドフルネスモード」に設定しました。まぁ、6時に起きることも電話が来ることも、ほぼないのですが、以前8時前に早出出勤のクライアントから電話が来たことがあったので、念の為(笑)。

その設定をしてから、ほどなく、仲の良いプロデューサーから午前中に電話がかかってきていたのに夜になって気がつき(おそ)、翌日電話したのですが、(まぁ急ぎの要件なんて、この世に存在しないと思ってるし、実際、急ぎじゃなかったので)「朝は仕事しないので、午前中は電話しないで〜。」と伝えました。そうやって布教しておくと(笑)、午前中は電話が来なくなります。


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ところが一昨日。

たまたま8時くらいに起きて(私にとっては早起き)、朝の日課で3時間ほどすごして、11時ごろにiPhoneを見たら、義姉から10時半にLINEがたくさん入っていました。なにごと?と思い、よく見ると母からも着信。

お?これ、何かあった?と、義姉からのLINEを読んでみると、父が立てなくなったので母が救急車を呼んだと。(ちなみに父と母は2人暮らしで、兄家族は実家からちょっと遠いところに住んでいます)
ありゃ。と思っていたら、すぐに興奮気味の母から再度電話が来ました。

なんでも、家の中で、父(今年90歳)がしりもちついて自分で立てなくて、ずっとそのままそこにいた。ということが2回あったそうで、母も力がないので起こせない。さらにここ数日は2階の寝室に行く階段ものぼれなくなり、1階の椅子で寝ている状態になったらしく、1階に介護用ベットを入れたくて、近くの介護福祉センターのようなところに電話したら、「救急車呼んで、とりあえず病院で診察を受けてください。」と言われたそうで、それで呼んだそうで。
「で、今、父は大丈夫なの?」と聞いたら「全然大丈夫よ、救急車乗るよって言ったら、ずっと顔も洗わなかったのに、髭剃りだして、髪とかして、ズボンはきかえるって言って〜(笑)」って、どうやら緊急ではない様子。
とりあえず、病院に行きたくないと言うからずっと連れて行けなくて、でも病院で診断してもらわないと、介護認定が受けられないから、ベットが入れられない。ということでもやもやしていた母が、とうとう強行手段に訴えた。ということらしかったです。
「今、救急車待ち。救急車の人にあなたの電話番号伝えたので、電話かかってくるかも。」というので、とりあえず待機していたら、救急隊の人から電話がありました。

「お父さん、とりあえずは特にどこも痛くないとおっしゃっているんです。でも熱をはかったら37.4度だったので、熱っていうことで搬送できると思います。これから病院探しますので、病院決まったらまたご連絡しますが、娘さん、来てもらうことできますか?」と言われ「わかりました。大丈夫です。では待っていますね。」と電話を切って、ふと先日記事にも書いたのですが、「高齢者はいろいろ手間がかかって大変だから今、病院に受け入れてもらえないらしい。」と歯科衛生士の方から聞いていた話を思い出していました。

それから1時間ほどが経過して電話が来て、案の定、
「すみません、結論から言いますと、受け入れ病院みつかりませんでした。」と。
私、「あ〜(やっぱり)、そうですか〜、ですよねー。」
救急隊の人「近くがダメなので、遠くの病院も当たれますが、搬送先が遠いと、今度帰ってくるのが大変にもなるので、お母様と相談して、一旦、おうちに戻させてもらうことにしました。往診の先生を呼ぶとかって方法の方がいいかもしれません。」と親切に教えてくれた。
「その往診の先生って紹介してくれますか?」と聞いたら、それは斡旋みたいになるのでできない。ということでした。
でもいい感じの救急隊の人だったので、「了解しました!お手数おかけしてかえってすみませんでした。どうもありがとうございます。」と感謝を伝えて、母に電話をかわってもらったら、かなり落胆した様子。
「で、どうする?往診の先生、心当たりあるの?ネットで調べようか?」と聞いたら、心当たりがあるようで自分で電話してみる。という。
とりあえず、出かける用意もしていたので「そっちに行こうか?」と聞きましたが、その必要もないと言うので、落ち着いたらまた連絡をくれるように言って、電話を一旦切り、ことの顛末を含め、兄(会社員)に電話しました。その時点で13時近かったと思います。
「で、とりあえず往診の先生を探すらしいけど、父は元気だって言っているから大丈夫っぽいよ」と話して電話を切ったのですが、兄は心配していたのでしょう。多分その時点で会社を出ていて、電車で1時間以上かかる実家に早々に現れたそうです。

母の方は、タウンニュースみたいな誌面に往診してくれるお医者さんの記事が載っていたのをとっていて、そこに電話をしたら、たまたま午後、先生が空いていて、すぐに来てくれることになり、兄も実家に来ていてタイミングよく父を診察してもらえました。

そして、往診の先生が介護福祉士の方に電話をしてくれて、介護認定がおりていないけれど先にベットを入れてくれるように交渉してくださり、
兄が夜まで部屋の片付けを母と一緒にやってくれて、翌日(昨日)の朝には無事にベットが1階に入りました。^_^

なんだか、この一連の様子を見ていたら、いろんなことがシンクロでうまく進んで、すごいなぁ〜。と。
父も救急車で病院に運ばれるよりも、よっぽど良かった。と思いました。

そして今日は実家に介護福祉士の方が来るというので、私が実家に行き、話を聞いて、これまた介護認定前ですが、明日トイレに手すりを設置してもらえることになりました。とてもいい感じの介護福祉士さんでした。

そして父とお茶をしながら話しましたが、話していても途中で寝てしまう状態で、夢の世界とこの世を行き来しているような様子です。

椅子の座り方を見ていたら、多分腰が痛いのだと思い「腰痛いの?」と聞いたら「痛い」って初めて言いました。救急隊の人にも介護福祉士の人にも「どこも痛くない」って言っているので「なーんで痛いって言わないの」と母が怒っていましたが父はニコニコしていました。

歳を重ねるっていろんなことが起きてきますね。
自分で立てなくなるなんて、今の自分には想像もできないけれど、そんなことも起きてくるのだなぁ。と。

多分、兄は心配なのだと思いますが、私は、母に世話をしてもらっていつも傍にいてもらって幸せそうな父を見ていたら、まったく心配はなくて。
どちらかというと介護する側の母のストレスを心配していましたが、
とはいえ母もなんだかんだ言っても、今は父との大切な時間、蜜月を重ねていると思うのです。

その時、その瞬間、自分で気がついていなくても、あとから振り返った時には、大変だったその経験は何ものにも変えがたい濃密な時間だった。と母も後になって思うと思うし、きっとそんな時間を過ごすために、私たちは此処(地球)に来たんだと思うから。

毎日はとても大変かもしれませんが、それでも今日、母は介護福祉士の人にも「なるべく家に居させてあげたい。」と話していました。

私は今のところ母の愚痴をひたすら電話で聞き、たまーに顔を見に行って、
たまーに温泉へ連れていき、あとは必要なものをアマゾンで買って届ける役に徹しています。




それぞれに「大切な時間」がある。

それはその人だけのもの。





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そして、この一連の騒動のおかげで、なかなか進まなかった確定申告の書類作成にも、いつまた実家に行かなきゃいけないかもしれない。と思ったら火がついて、ものすごい勢い(これまでで一番最短時間!まさに超濃密な時間(笑))で、作成完了できました。

すべてが神の采配でした(笑)。



ではでは、今夜も素敵な夢を。


おやすみなさい。





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