2024年のはじまりに添えて

新年あけましておめでとうございます。

遅くなりましたが
除夜の鐘クリスタルボウルにお越しいただいた皆様。
どうもありがとうございました。

クリスタルボウルをボーーーンと鳴らして。
一打一打、鳴らすたびに心が静まって、世界が無音になっていくような。
そうしてみなさんと繋がってひとつになって
そこにただ愛と感謝となんともいえない至福の感覚が訪れて。
…と、言葉にするとなんとも陳腐でありきたりになってしまうのですが
本当に幸せな年越しの時間を過ごすことができました。

ありがとうございました。

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…とはいえ、一夜明けてから
今年はなぜか元旦からお正月感ゼロな感覚で。
というか、よく考えたら年末からそんな気分はあったのかも。
年賀状も作らず、昨日まで郵便受けに届いた年賀状も取りに行かず。
当然ながら初詣にも、いまだ行っていません。

元旦はアマプラで連続もののドラマをずーーーっと観ながら
猫とイチャイチャしていたら、地震があって。

東京でもけっこう長くゆらゆらと揺れていて
トイレの水がずっと音をたてて揺れる音がしていました。

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2日になっても相変わらずで
地震のニュースをいくつか観たりもして
夜になってふとノートにゼンタングルを描き始めました。

無心に描いていると
ちょっと写経や瞑想のようだなぁ。と思って。
今年一年の抱負とか目標とか
なにひとつ浮かんでいなかったのですが、
とりあえずはこれは日々描いていこうかな。
となんとなーく思いました。

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3日は今年初の個人セッションがあって
夜は友人たちと３人でご飯を食べました。
そういえば４年前の年末に一緒にご飯を食べたメンツで。
ひとりは20代〜30代のほとんどを一緒に過ごした友人で
もうほぼ消えかかっていた当時の記憶を掘り起こして話していたのですが。

全く記憶になかったことで面白かったのは
私が20代の頃、霊能者っぽい人に未来を見てもらって
「みんなでまぁるく円になって、そこで宇宙と交信している」って
その霊能者に私が言われていたそうで…。（私はまったく覚えていない）
「今そんなことになっているよね」って爆笑していました。

大好きな友人たちと、美味しいご飯をたくさん食べて、飲んで、
なんだかやっと新しい年、新しい時間が来たような気分になりました。

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今朝、すべて（の出来事）は、意識の水のリズムとか長さとか、
ただそれだけなんだよ。…というような夢を見て（うるおぼえ）
安心した私は、きっと大事なことだから、持ち帰ろう。と
何度も何度も夢の中で反芻していたのですが。

窓から差し込んだ朝日とともに、
先に起きていたピノちゃん（白猫）が、枕元で私の顔をペチペチしながら「にゃあ（ごはんくださいな）」といった、その声で起こされて。

せっかく反芻していた内容を全部忘れてこちらの世界へ帰ってきました。
残念（笑）。

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猫たちにご飯をあげて、ブルーソーラーウォーターを作って
コーヒーを淹れて、掃除をして、といつもの朝の日課をすませて。

そうして、今朝は瞑想のかわりにゼンタングル模様（トップ画像）を
描くことに。

思いつくまま点線を描きはじめて
ひと呼吸ごとに線が終わり、また新しい線を新しい場所に描いていく。
線はどこかでぶつかったり交差したりして
変化しながら、行きたい方向へ伸びていく。
途中で渦巻きを描きたくなってくるくると渦ができていく。

こうして手に任せて自由に描きながら感じたのは、
以前はアートディレクターをしていて、デザインの仕事だったので、
何度もやり直して、美しく調和させて仕上げていく。
全体をデザインとして完成させる「ある地点」まで持っていく。
っていうことを、それはもう無意識にずっとやっていて。

ああ、これまで「帳尻合わせ」をどこかでして、
そうした「予定調和の中で生きていたな。」と感じて。

だから何も考えず、ただ描きたい場所に線を描いていく。
途中で線が重なって混沌とした場所が出てくる。
でもそこもそのまま。

美しくしようとか、ここは線がつながった方が綺麗だな、とか
いつもは考えて線を入れてしまいそうなことはやめて、
ただただ、手に任せることに。

ノートの余白が点線だらけになってきて
もはやゼンタングル模様ではまったくなくなっているのだけれど（笑）。

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きっと人生で起きるすべてのことは
こんなことなんだろう。って思う。

私たちは真っ白な空間に線を描き
偶然、過去に描いた線にぶつかって
また新しい線がうまれていく。

多分、どこかで帳尻を合わせようとしなくてもいい。
予定調和で最初から描く線を決めて調整しなくていい。

描きたいまま線を描いていけば、
その軌跡が新しい軌跡を生んでいくのだから。

きっとどこかで混沌としたとしても、またどこかで美しい調和にもどる。
完成などなくて、いつでもその過程の中にいる。

呼吸するように。
呼吸そのもののように。

流れを、ただ、感じて。

はじまりも終わりもない。
どんな時間もどんな軌跡も、
そのすべてが美しいのだと。

そんなふうに感じました。

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大きな地震でしたが、
ひとりでも多くの方々がご無事でありますように。

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2024年も、どうぞよろしくお願いします。