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【テキスト版】 #150 デジタルの進化に対して人は人に負けている-2人の読書方法とオススメ本-

公開日:2021/5/4

具体を覚えている2人の奥さんと覚えていない2人

Hikaru:はい、フリーアジェンダです。今日の議題ですけど、友達にですね、Hikaruさんってどういうふうな読書してるんですか。って聞かれたんすね。どういうふうに読んでるんですかみたいなのを

Yamotty:それはTSUTAYAに行くんだよ

Hikaru:まぁまぁKindle派だし。確かにそれもあるか。何か読んだものをまとめたりしてるんですか?どうやって頭に入れていうんですか?みたいなね。うん。確かにそういうことを気になるというか、そういう人の読書方法を知りたい人もいるかなと思ったし、言われてみれば僕もYamottyがどういうふうに本読んでるかかとか知らないから気になると思ったんで、この話したいなと思ったんすね。何か僕の本の読み方はマジ周りの人の想像をマジ裏切るものだったらしんだけど、あんま読んでない、ちゃんと読んでない。コンテクストリーディングというか。本当に1冊の本を読んで覚えているメッセージ1個か2個みたいな感じなんすよね。だからわかるだから、例えばサピエンス全史ってすごい長い上下巻でもコンテンツとかボリュームたっぷりの中身がめちゃくちゃ詰まった分、言いたいことっていうかその言えることがそこからもう100個も200個あるすごいんだけど、あれ読み終わって、どんな本だったか、何を覚えてたかって聞かれると「小麦は人間に合ってない」「共同幻想すげえ」終わりみたいな、本当に覚えてなんだよ。
うん。っていう話をしたら、「そんなガバガバなんですか?」って言われて、「はい、ガバガバなんすよ」って感じになったんですよ。うん。だからその細かいやつとか全然覚えてなくって、その本の一部のというか、引用とかできるって人いるじゃないすか。論文の著者とか。めっちゃすごいなと思ってるんですね。

Yamotty:そうだねーそうだねー。

Hikaru:んで、すごい面白いのは僕の妻ですね。逆に気がしてて、奥さんはすごい細部の具体例を覚えてんすよ。はい。だから何の話かは忘れたんだけど、何かの話のときに、「いやでもこれって要はその人間思い込んでるだけで、本当はない」みたいな話をしてたときに彼女が、「だから要はプジョーだよね」って言ったのね。車メーカーのプジョーね。「どうしたの?」って聞いたら、「プジョーの話でてきたじゃん」って言われて。サピエンス全史薦めてくれたから読んだけど、プジョーは共同幻想だよって書いてあったじゃん」って言われて。まじ覚えてねーと思って...

Yamotty:あー確かにあった!

Hikaru:結構序盤なんだけど。要はブランドとか組織とか宗教とか全部共同幻想とか嘘でみんな信じてるから存在してるっていうね、例えばプジョーもそうだみたいな。マジを覚えてねと思ったけどなんか彼女はそういうなんて具体的なエピソードみたいなのを引用すればめちゃくちゃ上手なんすよ。

Yamotty:めっちゃわかるそれうちの妻もそうなんですわ。僕も具体のエピソードなんか1個も覚えてないんだけど、てか映画1本見終わるじゃん。映画とか本とか何でもいい、同じものを見ましたってなったときに覚えている箇所を言い合うことはできないんだよね。なんかあのシーンは、こここうでこうだったらこうだってこうだからここはこうだったみたいなのねみたいな。違うこれってこの人が殺された話を見て、僕はそのぐらいしか覚えてらんないみたい。

Hikaru:確かに。「死んでしまうぞ、杏寿郎。鬼になれ杏寿郎」

Yamotty:いままじでそうよ。無限列車はどういう話ですかって言ったら、あの「煉獄さんが敵の強い人と戦って死ぬ話」ってそのぐらいになっちゃう。

Hikaru:いやでも何か煉獄さんとかだけでもYamotty的には発展してる気がする。だった前「髪が赤い人がいるじゃん」とかそういうレベルだったじゃない。

Yamotty:今もう仙石さんだっけ煉獄さんだけ、どっちだっけって思いながら話してるもん。

Hikaru:煉獄さん煉獄さんです。
だからいや、僕はだから多分やっぱり自分は抽象的な思考能力なんだろうなと思ってて、多分具体読んでも、常に抽象でまとめたら、これはこういうことだろうなっていうレイヤーで読んでるから、読み終わっても一番高い抽象度の話しか覚えてないんだよね。それがまあ小麦なんだけど。って感じなんで、結局は最近それに気づいて。昔はすごいちゃんと読んでたんすよ。もうほらほらしっかり一字一句ですよ。なんですけど何にも入ってんだからなあ、最近本当にすごいピックアップリーディングというか。もうあのタイトルと見出しだけ読んで、あーこういう話ねって、面白い例とかあったら読むけど、なかなかその平坦な感じだったらもう次の見出しだけぱっとんじゃってみたいな感じで、すごいざくざく読む感じに変わってきてるんだけど。YAMOJIENNはどうかなと思って。

5:44

これまで読んだ本について、一体どこまで覚えてる?

Yamotty:YAMOJIENNもだいたいそうっすね。YAMOJIENNも1冊読んで、自分の中に残ってる文字数は多分40文字ぐらいだと思うんですよね。だからマジで頑張って読まない、全然頑張って読まなくって、だけど最近具体で覚えておきたいことみたいなのはちょこちょこあるなと思ってて。それは何かっていうと、ジェフ・ベゾスはこういうときにこうだったとか。リクルートのエフクさんはこういうときにこう行動したとか。


Hikaru:多分江副(エゾエ)っすね。8兆円企業の男だよね。

Yamotty:あれエゾエって読むの!そうなんだ。すみません、江副さんがこうだったみたいな、本の名前ももう全然思い出せないんだよね。

Hikaru:『起業の天才!江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』

Yamotty:それ今読んでんだけど、何かあの、具体のエピソードでめっちゃ印象的で、これ後から何か自分の何かを正当化するときに使えそうだなっていうのは覚えておきたいなと思うんですよ。確かに自分を正当化するとか自分を比較するときに使えそうなことは覚えておきたいなって思って、そういうのだけはどうにかしてメモなり、ツイートに残しておいて、後から拾えるようにするみたいな。だけど基本を覚えてるのは、あの1冊の本から言えるのはすごい抽象度高い話で、例えば『HARD THINGS』を読んで思ったことは、「諦めないことが大事」みたいな。


Hikaru:(笑)まあ、多分そう。

Yamotty:え、でも合ってるっしょ、いやそういうことっしょみたいな。諦めないことが大事なのはみんなわかってるけど、やりきれないから死んでるでしょみたいな、俺はやるよみたいな学びの取り方しか、あんま僕には意味ないなと思って。

Hikaru:多分そう。なんでそんな諦めないこと大事なんだっけって、マジで疑問がまた戻ってきたら、もう1回読めばいいんだと思う。

Yamotty:そう。あと読む体力そんなない、時間も。と思ってるんで、そういうとき『サピエンス全史』とか『銃・病原菌・鉄』ダイアモンド・ジャレドとか、それ系の名著って言われてるものはYouTubeに30分ぐらいでサマリー話してくれる動画何本もあるんで、思い出したいときにそれを1.5倍で聞くっていうのが一番効率いいと思いますね。

8:26

Hikaru:確かに。でもさ、『HARD THINGS』読みました、諦めないことが大事でした。GRIT読みました。諦めないことが大事でした。

Yamotty:そうそうそうそう!笑


Hikaru:確かに俺もなんか今、最近読んだ本読んでて、どういう学びか残ってるかなみたいな感じだったんだけど。スターバックスを世界一にするため守りつづけた大切な原則って本を流し読んだんだけど、何を僕が思ったかというと、「いやスタバはすげえって」ていうのしか出てこない。
Yamotty:スタートアップ業界で一時期話題になった『不格好経営』、DeNA南場さんが書いた本とかさ、一時期糞ほどバズったじゃん。もうドチャバズでしたよ。でさ、あれについて今覚えてる人いる?って。


Hikaru:俺覚えてるよ。

Yamotty:覚えてる。?いや、僕も覚えてること1個だけ言いますよ。

Hikaru:どうぞ。

Yamotty:諦めないことが大事。

Hikaru:僕はあの南場さんは結構よく泣く。

Yamotty:(笑)あとは外部の人を使うときはマジできっちりマネジメントしなきゃ駄目。

Hikaru:そうね。マッキンゼーの人を使い倒せみたいなね。あったねそんなエピソード。話せば思い出すんだけどね。

Yamotty:あのあと何だっけ、ピッターズだっけ、それを開発してたけどできてなくて、外部ベンダー飛んじゃったみたいな話とか。

Hikaru:ビッターズですよ矢本さん。惜しい。でもあったあった!

Yamotty:でも結論何かっていうと創業者的にはあれ諦めなかったっていう話なんすよね。諦めないことが大事。これで下限はひける。

10:13


Hikaru:だいたい一章。だからやっぱそういう意味で言うとやっぱそのフレームワークみたいなものが優れてるんだなと思って。どんな本でもフレームワーク導入してから始める本だとそのフレームワークは最低限何か覚えてられるみたいなのはあるんだよね。

Yamotty:ロジックツリー、MECE。

Hikaru:なんかスタバとかを見るとなんであんなにお客さんの対応はうまいかみたいな話で、見て考えて対応するみたいなフレームワークを全社員が実践しているみたいなくだりをめっちゃ覚えているのね。それいいなみたいな。

Yamotty:だって覚えてるだけですごいよね、やっぱりキーフレーズみたいなとか、フレームワークとか、人が覚えるのに最適化されたもの?便利だね。

11:05

人は人に負けてるんだよね

Hikaru:だからそのちょっと僕が最近思うのは、本っていうフォーマットというかあのあり方すげえ古いんじゃないかなと思ってきてて。なんかデジタルの進化とかに対して、人は人に負けてるなって思ってて何言ってるかっていうと、結局何か本って、多分やっぱその物理本として厚みみたいのがある程度あった方がいいとか文字数がやっぱり結構重要だったりするから、あれだけのたくさんの内容が書かれた分厚い本がいっぱい出版されるんだけど、読む側としてはあれを全部読むことに意味はないっていうのは、気付いてる人が多いと思うし実際そうだと思うんだよね。ほとんど覚えてない。

そのソリューションとして、人があれを言葉で要約するっていうふうなそういうふうな要約YouTuberとかクソほど流行ってるわけじゃないすか。それこそAI的なものとかを生かして、なんかあれを目次と+α分だけとかに溜まるみたいなことを、読むときのモードを切り替えられるみたいな機能が欲しいんですよ。

Yamotty:確かに!

Hikaru:もう本当にトップオブトップサマリーにだけ読むみたいなモードと、30分読むみたいなモードと、なんかキーフレーズだけ捉えるとかそういうことをできるようにしてほしいんですよね。機械的に読むのは結構難しいと思うんだけど、電子版で読んでるわけだから、それを使ってある程度もうざっくり読んで編集しちゃうみたいな感じの機能をつけてほしいんですよ、電子書籍というか本自体がそういう風に進化してほしいんですよね。

どっちかと言うと頑張って書いたからとか著作権の問題だとか勝手になんてそういうふうなコンパクションすると、著者の文意とかいろいろあるから思うんだけど、なんかそれってそっちの都合だよねっていう、ように思ってるんです。

Yamotty:わかる。いやなんか本の書き手もさ、本の権威性とか分厚いとか書籍として残るから権威があって、やっぱあのね、ブログとかチラシの裏に書くよりもいいっていう状態じゃないすか。ゆえに、図書館とかに残るからその恒久的に残るっしょってことだと思うんすけども、こういうのをぶっちゃけ、虚像だと思うんすよ。そんなことないよって思うんですけど。これがなんかとっぱらわれたら、本書く?って聞いたら本書かないと思うんですよね今。ネット上にPF公開して終わりでしょみたいなところがあるかなと思ってて。

Hikaru:確かにね、でもその虚像は結構やっぱでかいんだよね。物理のところに並んでるとか、なんかその親の世代でも、本出したら喜んでくれるみたいな。無視できないんだろうね。

Yamotty:いや本当にその10万字、1000字でいいっしょみたいなものありますから。

Hikaru:でもそしたら自分もそこまでドライに受け止めるかってやっぱそうじゃないと思って。

Yamotty:そうそう。

14:15

Hikaru:『HARD THINGS』開いて、1ページ諦めないことが大事、2ページめあきらめないことが大事、3ページめとにかく諦めないことが大事、わかったお前ら!諦めないことが大事だ、それだけだけでOK!この本の要点それだけでOK!諦めないことが大事!完!みたいな感じで、やっぱり本当に諦めないことだけでいいのかなとか思っちゃうと思うんだよね。でもやっぱ10万字読んでやっぱり諦めないことが大事なんだなって思ったやっぱりその分入る。いやツボってるけど。

Yamotty:(笑)いや、白状するけど僕『HARD THINGS』全部は読み切ってないからね。途中で何かダルみたいな。

Hikaru:諦めてるじゃん(笑)

Yamotty:もうちょっと簡単に書いてくれよと。

Hikaru:まあそうね。なんか進化の方向性を…というか、レガシーな価値観から抜け出せてないってのは絶対あると思うんです。

15:18

Yamotty:そうっすね、でもそれ僕らの視点だから。多分そう思ってない人もちろんいいでしょうね。10万字がサイコーみたいな。

Hikaru:でも10万字読んだことによるスループットの低さが半端じゃないと思うんすよ。

Yamotty:でもROI超高い人もいるんじゃない?一字一句覚えてますみたいな。春は曙~。

Hikaru:一字一句覚えてることってスループット高いかな?笑 それは結構疑問なんだけど。わかんない、でも10万字で諦めないことが大事って10回読むとか、『HARD THINGS』を30分でざーっと読んで諦めることが大事じゃんって思う心の刻み方と、10万字読んで心に刻み方が、その刻まれが100倍深いんだったら確かにいいんだけど。本当そうか?みたいな。

Yamotty:確かに。なんかあのアスリートとか書く本って読んだことあります?

Hikaru:たまに読みますね。

Yamotty:めちゃくちゃ薄っぺらいんすよ。だけど要点はついてんすよ。もしかしたらそれでいいのかもって今思ってた。けどそれ読んで、例えばイチローの書いた本を読んで野球じゃないにしろ各方面でイチロー並みの実績出してる人がいるかといったらほとんどノーなんで、確かにやっぱ本はなくていいと思う。

Hikaru:それはそうなんだね。あともう1個思うのがその時間の使い方って観点でいうと、『HARD THINGS』を5時間かけて諦めないことが大事なんだなというふうに納得する人もいると思うんだよね。それで心にメッセージが刻まれているんだけど、僕だったら近い本を30分ずつ10冊読んだ5時間6時間の方が遥かに本当にみんなこんなに言ってりゃ諦めないの大事か、になると思うんです。やっぱり1個のものを読んだときに得られる納得感とかメッセージの受け取り方っていうのがやっぱ最大化されるっていうのは、多分あり得ないと思う。

Yamotty:確かに。それコンサルっぽい本の読み方ですね。ある産業の本10冊持ってきて、10冊で同じこと言ってる部分を覚えろみたいな。

Hikaru:そうっすね。本の要約サイトのフライヤーってありますけど、あれはそんなコンサルティングファームの人は自分でそういう仕事の仕方してて、全部要約されてるやつあったらいいなと思ってできた、作ったので。

Yamotty:そうなんだ。フライヤーそんな背景で来てたんですね。使ってみよ。うん、でも使ってみようって何回か思ってんすけど使ってないんですよね。

Hikaru:俺もフライヤー使ってみようと思って使ったけど、別にこれいるかってなった。

Yamotty:なんか本自体にやっぱあんま期待してないのかなって、自分が。

Hikaru:あーでもそれ外部からの見え方からすると意外かも。Yamotty、kindleにマーカー引いてって最近減ってるけどね、結構一時期twitterにあげてたイメージがあって。KyosukeとYamottyはkindleあげがちってずっと思ってた。だからすごい学びを得ているんだろうっていうふうに勝手に思ってる。

Yamotty:でも僕が学び得たと思ってるとこしかあげてないから結局1冊読んであの量っすよ。

Hikaru:なるほど、あれ全部なんだ。

Yamotty:そうあれが全部。背後にあるものはないし、ノーコンテキストです。へーすごいみたいな。最近あげたやつとか、最近だからその江副さんのやつ読んでるからさ、多分何かあがってると思うんすよ。何にシェアしたかな。大したもんじゃなかった気がする。

19:01

Yamotty:あ、1個学んだのはさ、最近さ、Spotifyで勤めてた人が書いた本を献本してもらったんすよ。1冊パラパラってめくって会社の目標のことをカンパニーベッドって呼んでたんすよ。

Hikaru:あれすか、1本企業を作るってことですか。


Yamotty:それそれ。その言葉いいなみたいな。今までオブジェクティブって呼んでたんすけど、カンパニーベッドって呼ぶようになった、これって学び得てますよね。

Hikaru:確かにそそういうのはすぐに使えるやつはめちゃくちゃいいっすよね。

Yamotty:そうそうあと江副さんがダイエーの創業者中内さんとすごい仲が良くって、その中内さんのエピソードが書かれてあって、何かいわゆるEDLP。Everyday Low Priceっていうものを

Hikaru:SEIYUに受け継がれてるやつですね。

Yamotty:そうっすね、SEIYUだけじゃなくてあらゆるほとんどのドラックストアとかにも受け継がれてんですけど、このEDLPを何で中内さんが施工したかっていうと、戦争に駆り出されて餓死しそうになったから、何か普通に飯が安く、いつでも手に入るっていう状態がいいと思ってEDLPを施工したみたいな。こういうのはなるほどなと思ったんで、こういうのキャプチャして覚えておくっていう。これ使えそうじゃないですか。

Hikaru:うん。うん。めちゃくちゃいい話なんだけど、でもYamottyのツイートを見て、全然ちょっと別のことに気を取られてしまった。

Yamotty:なんすか、教えてください。

20:25

Hikaru:このYamottyが挙げてるマッスルの人がコンテストで優勝したみたいな。井上何とかさんみたいな

Yamotty:薊(あざみ)さん?そうだよ、沼の創業者だよ。完全食そう、沼の創業者。完全食や薊さんはね、怪我したりいろいろあって、そのどう見てもめちゃくちゃバルク?筋肉の量が多いし、体もかっこいいし顔もかっこいいし声もかっこいいですよ。だけど全然優勝できなかったんですよね、昔から。それが、今年、急に優勝したんですよ。

Hikaru:いやそうなんだ、この人めっちゃおもろいよね。

Yamotty:めっちゃおもろい。マッスルグリルのシャイニー薊(あざみ)さん。

Hikaru:そんなに詳しくないけど沼の作り方の動画見て、めっちゃおもしろいやみたいな。沼はまず、入れる順番がめちゃくちゃ大事だからみたいな。でも途中からめっちゃ雑になって、入れる順番大事じゃないんですかって言われて、それで別にいいんだよみたいな(笑)

Yamotty:ギャグ線高いよねギャグ線が。

Hikaru:いやほんとにそうなんだよ。この人めっちゃ面白いですね、それでなんだっけ、本の話で。

Yamotty:ちなみに僕スマイル井上さんにフォローされてますからね。

Hikaru:もういいですか(笑)だからあの、よくいるのが、よく読んでる本とか教えてくださいみたいな。Hikaruさんの好きな本とか参考にしている本があったら教えてくださいみたいな。マジでないみたいな。データ分析する上で今みたいになれる本って何かあるんですかと言われて、一部もない。

Yamotty:草(笑)でも僕もないですね。プロダクトマネージャーになるためとか、素晴らしいBizDevになるために本紹介してくださいとかって言われたら、何もねーなって言って終わりそう。結局『ジョブ理論』とか渡して終わりそうです。

22:45

Yamottyがオススメする本3選

Hikaru:そうすね。割と時間が経ってきたので、最後にYamottyさんがお気に入りの本を聞いて終わりましょうか。

Yamotty:うおーい!でも3冊あるちゃんと、3冊ある。
まず今言った『ジョブ理論』。クリステンセン。もう亡くなっちゃいましたけどね。

Hikaru:あれはいいよね。

Yamotty:いいじゃないですか。わかりやすいんだよ、めちゃくちゃわかりやすい。

Hikaru:俺もあれ読んで残ったのってのがミルクシェイク…

Yamotty:そうそう覚えてる、ミルクシェイクね。冒頭にね、その時間帯によって誰が何の目的で買ってるからすごい変わるとか。子連れの人が子ども黙らせるために買うのか、長いドライブする人が口の中を一時間持たせるために買うのかで、ジョブを解決したい所が違うんだよみたいなところだけみんな覚えてるっていうあの本。

Hikaru:でも最初の例が良すぎて、それ以降ちょっとだるいっていうか、割と語弊を恐れずに言うと、ミルクシェイクの話でいたいことが全部わかっちゃう、例が優れていて、ミルクシェイクのあの話が派生した話だなっていう感じになるくらい、この例が優れてるってことだと思うんで。

Yamotty:そうなんだよね。でもあの本はミルクシェイクの例を読むだけで十分。だってさ、あの前段にもっとAirbnbはとかUberはとか、最新のテックカンパニーが解決し得るジョブの話もくっついてんだよ。だけど誰もあれ覚えてなくて、そりゃそうだよねってミルクシェイクの話するじゃん。だからあのミルクシェイク、ミルクシェイクまず買ってください。まずミルクシェイクでしょ。次がやっぱり『イシューからはじめよ』。安宅さんの本ですね。


Hikaru:うん。なるほど。あれはいい本ですね。

Yamotty:イシューからはじめよ、イシューとは何かみたいな。

Hikaru:俺読んでないけど、あれもね読んでないしあれですよ、このフリーアジェンダでもリスナーからの質問で、イシューからはじめよを読んで思ったことがあれば話してくださいって言って2人とも、いや、読んでないかもしくは覚えないみたいな感じで話し終わった(笑)

Yamotty:僕は『イシューからはじめよ』で一番覚えてほしいのはイシューから始めてくださいってことなんすよね。だからタイトルを渡してるタイトルを。そのタイトルが全てだから。『ジョブ理論』も、もう『ミルクシェイクが伝えたかった』みたいなでもいいと思うよ。

Hikaru:本当そうだね、ミルクシェイク。

Yamotty:三つめは『失敗の本質』とかそういうことを言いたいんだけど、『失敗の本質』も何か結局、意思決定する人は馬鹿だと全てに負けるよっていう話なんで。だけどにムズイんですよ中が、日本語が難しすぎて読みきる能力が僕にはなかったんですよね。読んだけど。


Hikaru:解説本とかいくつも出てるよね。

Yamotty:そうそう、めっちゃ出てる。だからもう1冊開いてあげるとするとなんだろうな。

Hikaru:ちなみにあれですね、小池百合子さんの一番の愛読書は『失敗の本質』らしいです。

Yamotty:マジで。

Hikaru:皆さん笑うところですよ。

Yamotty:やばいね、それちょっと笑えないぐらいのギャグになってるな。タレブの『身銭を切れ』とかどうですかね。


Hikaru:あーYamotty好きそう!でも『身銭を切れ』から学んだことって何なんですか?

Yamotty:身銭を切れってこと。はい。SKIN IN THE GAMEとか、本当の英語のタイトルはそんな身銭を切るみたいな内容じゃなかった記憶があるんだけど、要は自分をリスクがある場所に晒さない限り、学びも成果も得られないよっていう話なんすよね。自分が適切なそのリターンが欲しいんだったらそのリターンを取るために自分がリスクを払わない限りは、自分には何も残らないよっていう話で、それをいろんな例、彼はトレーダーだったんで、トレーディングの例とか、でひたすら言ってるんすけど、要は身銭を切れって話なんですよ。

Hikaru:そうサイトからはちょっと想像もつかないけど、そういう話になるわけですね。

Yamotty:この3冊いいな、この3冊でいこう。

Hikaru:『身銭を切れ』は確かによく聞いていたので、今買います

Yamotty:ちなみにですけど、この人『ブラックスワン』を書いた人と同じ。『ブラックスワン』が言いたいことは何だったかっていうと、リスクを適切に管理しろっていう話なんすよ、バーベル戦略っていうかの有名な。僕もそれしか覚えてないけど、この『身銭を切れ』とかバーベル戦略とかって、これって、めちゃくちゃ役に立ってでるんです。


Hikaru:『反脆弱性』も同じ人なんだ。


Yamotty:同じ同じ。『反脆弱性』もいいよね。硬いものよりも、その何だろう、もろくないもの作れって言う。

Hikaru:確かに面白かったです。ちゃんと(3冊)あるじゃないですか。

Yamotty:面白かったですね。本文長すぎて重たすぎて全然覚えてないけど、タイトに書いてることだけしっかり覚えてるみたいな。

Hikaru:でもやっぱりその人間ってのはイシューからはじめよだけ言われても、やっぱそれだけじゃ100%納得しないから、その説明文というかそこまで言える理由としてあれだけの文章があるってことはあんまり重要なんだろうね、確かに。

Yamotty:確かに。イシューからはじまってない人に何かを伝えたいときにそっとその本を出すっていう役割をしてくれてますよね。でも、イシューからはじめられてる人はイシューからはじめるんだってことだけ覚えてればいいんすよ。そっと思い出す役。リマインダーですあれば。

Hikaru:はい。そんな感じで矢本さんのおすすめの本は『鬼滅の刃』でした!

Yamotty:死んでしまうぞ!!

Hikaru:うるせえよ!いや、本当気に入ってんなそれ(笑)じゃあねバイバイ。

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