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授乳のゴールから考える、授乳時の赤ちゃんの姿勢

[ ふりぃ助産院 ]です。

一緒にお仕事をさせてもらっている場所がら、
乳腺炎、乳房緊満による苦痛、乳頭の損傷などなどの
授乳にまつわるトラブル中のママの授乳介助をすることが多くあります。

その方々に共通するのが、
赤ちゃんに、おっぱいを含まさせるスタイル
です。

赤ちゃんを授乳クッションに置いて、
赤ちゃんの口の位置に向かって、
ママがかがみ込んで、
赤ちゃんの口の中におっぱいを含ませる。

実は、これは、出生直後や早産児などで、
赤ちゃんが何がおっぱいなのか、
口に入ったおっぱいをどうすればいいのか
がよくわかっていない時期に有効なスタイルなのです。

授乳のゴールは卒乳でも断乳でもありません。
食事を食べること、です。

食事は、
自ら姿勢を作り、
自ら食べ物を口に運び、
口の中に入った食物を自ら噛み噛み(咀嚼)して、ゴクン(嚥下)する
行動です。

姿勢一つとっても、
仰向けのまま、食べられないわけではありませんが、不自然ですね。
その時、赤ちゃんができる範囲で、ママが赤ちゃんの姿勢が作れる範囲で、赤ちゃんの上半身が起こされている方が自然ではないでしょうか。

入院中に教わるすべての授乳の方法は、
生後すぐの赤ちゃんとママに最適な方法です。
赤ちゃんが飲める(吸綴、ラッチ・オン)できるようになったら、
ママのおっぱいの分泌が始まったら、
少しずつ、いろんなことを、変えていく方が授乳生活が順調であったり、
楽になることが、ほとんどです。

[ ふりぃ助産院 ]では、授乳の時の姿勢について、丁寧にみさせていただき、
その時期、状況にあった授乳姿勢を丁寧に提案させていただいています。
そのため、初回の「授乳育児相談」授乳期の「女性の体ケア相談」は、60分以上のお時間をいただくことがほとんどです。

病院を退院してからも、入院中と同じ状況で授乳をしていて、
乳房のトラブル
授乳にまつわる体の苦痛
がある場合は、一度、お見えになってみませんか?

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