夜間授乳、夜泣き対応で「困った」ときの、ちょっとした"コツ"

[ ふりぃ助産院 ]です。

育児中は、夜中に、特に睡眠中に、育児活動のために起こされる、覚醒を余儀なくされることがあります。
たとえば、夜間授乳、夜間のおむつ替え、夜泣き対応。。。

つらいです。眠いです。

そんなとき、夜の〇〇が悪いのか、やめた方がいいのか、と悩んでしまったり、困ったりしてしまいますよね。
〇〇に入るよくお聞きするのが、母乳育児、添い寝、添い乳でしょうか。
*添い寝、添い乳は、SIDS(乳幼児突然死症候群)予防の観点から、避けるようにと言われています。

ご相談をお聞きしているときに、気になるのが一つあります。
そもそも、睡眠時間として確保している時間が短すぎます。。。

[ ふりぃ助産院 ]では、ケアをさせていただくときに、皆さまの生活スケジュールをお聞きします。
すると、就寝~起床までの時間が6時間前後の方が多い印象です。
 
実は、成人に必要な睡眠は7-9時間です。 
 参考:【 日本臨床睡眠医学界 】 河合真医師のブログ
 【 日本臨床睡眠医学界 】→【 スタンフォード便り 】
   第10回 テレビの睡眠特集を見て思う事。考えて欲しい事。
参考:上記ブログの引用先の【 SleepFoundation.org
 【 SleepFoundation.org 】→【 Sleep Topics 】
   NSF Tool to Get the Right Amount of Sleep

必要な睡眠NSF_chart

これにならうと、たとえば、7時に起床予定であれば、22時~24時には、就寝する必要があります。6時に起床予定であれが、21時~23時です。
夜間授乳や夜泣き対応で1時間ほど覚醒が必要であるならば、さらに1時間早くです。なかなか、実践できている人は少ない印象です。

睡眠時間に対する印象は個人差がとても大きいです。
それでも、出産後早期であれば、分娩による疲労、分娩による損傷からの回復、ホルモン状態の変化、赤ちゃんのお世話に対する緊張や不安から、とても疲れやすくても不思議はありません。
出産後から時間が経っても、育児中は大切な赤ちゃんの命と健康と成長を守るために、日常生活は非常に気を張ったものになっています。
だから、妊娠中や、妊娠前の生活スケジュールと、睡眠時間では、しんどくなっても、不思議はありません。
もちろん、体調が悪いときに、睡眠時間をとるのは、回復のために一番大切なことだと言ってもいいかもしれません。

今、あなたが日常生活でちょっと「しんどい」を感じていなければ、いいのですが、感じていたり、急に感じるようになったり、復職などで生活が変わることを見据えて不安になったり、困ったとき、まずは、生活スケジュールを見直して、睡眠時間を増やしてみませんか?
夜間に連続した時間を増やすのが難しければ、日中横になって、目をつむることができる時間を作ってみませんか?
パートナーをはじめとするママの周りの人は、ママが睡眠時間を確保できるように、ぜひご協力をお願いします。

もし、その「時間を確保するのが難しい」と思った場合は、ぜひ、ご相談ください。
たとえば、授乳時間が毎回20分以上かかっている場合は、授乳のタイミングや技術をちょっと変えるだけで、授乳時間が短縮され、生活時間の空きを作ることができるかもしれません。
育児技術だけでなく、家事からも、時短の提案ができるかもしれません。

生活に「ちょっと、しんどい」が続いて困ったら、ぜひ、一度、ご相談ください。一緒に考えて、今よりも" 楽 "な授乳育児生活をサポートします。

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