『舞台「バクテン!! The Stage」』感想

前回の舞台カラマリの後、数日に分けて書いてたらだいぶ記憶抜けちゃったので、記憶が新鮮なうちに。
初日夜公演。例によって彩希帆さん目当てで行きつつ、純粋に作品を楽しめればという思いの下で観覧。正直な感想を述べていこうと。（まだ公演終わってないので、ネタバレにならない範囲で。）
※あくまで個人的な感想であり、一丁前に批評をしているつもりはありません。

全体を通して

アニメ未視聴なので完全初見だったが、初見でも楽しめるような話の流れになっていたので、スッと世界観に入り込めたのは良かった。今回2時間弱という舞台にしては比較的短めなこともあり、起承転結が明確に感じた（アニメで言うところのアイキャッチもあったところも起因してる？）。数多くの舞台を見ている人からしたら物足りなさを感じるのかもしれないが、自分含め舞台初心者は十分楽しめる内容だったと思う。
あとは細かい部分だが、舞台上以外を活用するパターンは知らなかったので、冒頭から驚かされた。これは良い演出だと思う。
蒼校メンバーの中なら（監督マネ含め）、個人的には築館君が好き。キャラ理解というか解像度が浅いので的外れなことを言っているかもしれないが、器用貧乏というか、苦労人ポジみたいなところが良き（副キャプテンな点含め）。あとはこういうスポーツ系アニメだとだいたい紅一点が推しになりがちなので（例：ハイキュー→清水、黒バス→桃井）、あさをちゃんも好き。寡黙でちょっとダウナー系だけどチームの皆が好き、みたいなキャラいいよね…。
完全初見＆2時間以内という制限下の中で、これだけキャラクターひとりひとりの個性を引き出し、各々が主役であるかのように印象付けられることに対し、改めて役者は凄いなということを感じた。

超個人的に

僕個人の地元が仙台で、かつ20年間住んでいたので、蒼校メンバーの名前であったり、出てくる単語一つ一つに懐かしさというか親近感を感じた笑
岩沼市民とか、モデルになった高校（ググったら名取高らしい）の出身だともっと楽しめるのかな？
県民にしか馴染みがなさそうなものも偶に出てたので、宮城県民だと別の視点で楽しめるかもしれない。

構成と演出

基本的には良かったという前提の下で、こと場面場面の構成と演出には少しばかり「ん？」となった部分がちらほら。
具体的に指してしまうとネタバレ不可避なので避けるが、全体で3～4回程度大きく場面転換したが、内1回でまるまるコメディパートだった部分が思っていたより長かったと感じた。そのパート以外でもチラホラ見かけたので、全体通してもコメディ色が強かったという印象。そのせいか女川の悩みの描写であったり、双葉はじめ蒼校が逆境に立たされる場面など、観覧者を引き込むにもってこいの場面が少々物足りなさを感じてしまった。
アニメでもコメディ要素がこれくらい多いのであれば "忠実に再現している" と言えるが、もう少し胸を熱くさせるような演出が欲しかったなぁと思ってしまった。（全くないとは言わないし最後の地区総体の所とかすごく良かったし。）

あとがき

ということで、思っていたより辛口（当社比）になってしまったものの、総合的には良かったし、しっかり2時間楽しく観覧できました。
最初の方に触れた通り、舞台初心者にはぜひオススメできるものだと思うし、作品のことを知らない人も一回観覧してほしい。チケットまだ残ってたはず…？　（あとは宮城県にゆかりのある人も笑）
時間あったらアニメも見てみようかな。今期視聴アニメ多いからいつ見れるか知らないけど…。

ここまであまり触れませんでしたが、、、

本西彩希帆さん（ver.栗駒あさを）めっっっっっちゃ可愛かった！！！！！
当初の目的は彩希帆さんの勇姿を見届ける＆あさを姿を眼に焼き付けることだったからそりゃそうなんだけど！！！！！
舞台上で黙々とちょこまか動いている姿がなんか一周回って愛おしかったね…。綺麗系も勿論好きだけど、こういう感じのキャラも良き…。彩希帆さんのポテンシャルを再確認したわよ。。。
発表済みの次の12月の舞台と12月のバスツアーも絶対行くわね…。

ということで、少し短いですが終わります。お疲れ様でした。

余談

公演前日のタイミングで一応アニメ情報チェックしたんですけど、これアニプレの共同制作作品だったのね。ノイタミナ枠放送なのも納得。
声優陣くっそ豪華、というかあさをちゃんのCVってあやねるだったんだ…。ついこの間仕事で一瞬お会いしたけど、その時にこの情報把握してたら舞台のこと聞いてみたかったな。