執着心を持ったまま願いを叶える方法
今日のお話の結論は、
執着心のゴールが自己肯定につながれば、
執着心は願望実現のエンジンになるよ
ということです。
引き寄せの法則でよく聞く言葉の1つに、
「執着心があると願いが叶わない」というものがあります。
これは願い事に対して
「どうしても、どうしても叶えたい!」とか
「いつになったら叶うの!なぜ叶わないの!」といった感じで、重く引っ張るような感情を出すと、
その重たい波動や感情の方が現実化するということや、
いつまでも叶わないという状態が現実化し続けるというふうに
説明されています。
なので、願い事をする時には、
手に入っても入らなくてもどっちでもいいくらいの感じでいる方がいいですよとかとか、
スーパーで買い物するときに、いちいち「卵が本当に手に入るのかな?」
って思わないのと同じで、
軽い気持ちで過ごしてくださいとか言われているんですが、
これを聞いて、
「そっか。執着心はダメなんだな。よし、執着しないようにしよう」とか、「手に入っても入らなくてもどっちでもいいし」
とか思おうとして頑張った経験があなたにもあるかもしれませんが、
これってそもそも無理じゃないですか?
大体、手に入っても入らなくてもどうでもいい願い事なら、
そもそも言われなくても執着することはないし、
執着するってことは、それだけ自分にとってはすっごく大事な
願い事なんですよね?
それを、「絶対に叶えたい!」とか
「いつになったら叶うの?!」って思うなっていう方が
無理ですよね?
執着心があってはいけないという最大の理由は先ほどもお話ししたように、
まだ叶っていない状態や、焦りの状態が続くだけだよってことなので、
要は、執着心があっても嫌な感じで終わらなければいいだけなんですよね。
そもそも感情って、どんな感情も出てくること自体を
コントロールすることは絶対にできないんですよね。
「いやいや、私は自分の感情をちゃんとコントロールできています」
って思うかもしれませんが、
それって出てきた感情をコントロールしているだけで、
感情が出てくること自体はコントロールできていないはずなんです。
もちろん、人生の色んな体験を通して成長した結果、
前ほど怒りを感じなくなったとか、
どんなことにもすぐに感謝の気持ちで反応することが出来るようになった、ということはあると思いますが、
それでも感情というものが出てこなくなるわけではないし、
出てくる感情はやっぱりコントロールできないんですよね。
このコントロールできない体や心の作用って、全部潜在意識の働きなんですよね。
そして、この潜在意識は自覚できる顕在意識の9倍の力を持っているので、理性だけで抵抗しようと思っても、結構大変なんですよね。
ゲームの設定をハードモードにしているのと同じなんです。
ゲームであれば、ハードモードでプレイするのは楽しいかもしれませんが、実際の人生ではなるべくイージーモードでプレイしたいですよね。
人生をイージーモードでプレイするための攻略法の1つに、
潜在意識に理性で対抗しないというのがあります。
抵抗することをやめて、共存するということです。
執着心自体は、あなたの理性を超えて、勝手に湧いて出てきますよね。
もう、それ自体は止めようながないわけです。
なので、そこに対して、
「執着しないようにしなきゃ」と思っても無理なんです。
お腹が空くのと同じで、理性ではどうしようもないことなんですよね。
空腹も理性でコントロールして、お腹が空かないようにはできないですよね。
理性ではどうすることもできないことをコントロールするのではなくて、
仲良く共存するためにはどうしたらいいか?ということを
考えてみてください。
ダイエット中に、そもそも空腹をコントロールできないのに、
「お腹すいちゃダメなのに、どうしてお腹が空くの!」
と怒ってもしょうがないですよね。
それよりも、「ケーキをお腹いっぱい食べてあげられないけど、その代わりにカロリーが少ない蒟蒻ゼリーをお腹いっぱい食べてあげるね」みたいに、本能と理性を上手に共存させる方がストレスもなく、ダイエットを進めていけますよね。
「そうだよね。叶わないのは絶対に嫌だ!と思うくらいに、この願いに本気な証拠だよね。
本気で幸せになろうとしてくれてありがとう」
という感じで、執着心に居場所を与えてあげるほうがストレスなく、
毎日を過ごせます。
大体、私たちはどうでもいいことには最初からエネルギーをかけないようにできているんです。
その中で、わざわざ「どうでも良くない!」とか
「これは絶対に欲しい!」と思えていること自体がすごいことなので、
その感情を大事にして欲しいんです。
で、こうやって、
「本気で幸せになろうとしている自分」に居場所を与えることで、
執着心があっても、自己否定や自己嫌悪にならないんですよね。
むしろ、幸せになることに絶対に妥協しない自分に対して、
自己肯定感が上がってきます。
そうすると、執着心が出ている時も、出ていなくて、願い事について考えた時に純粋にワクワク楽しい時も、
願い事のどのタイミングでも、常に自己肯定感高くいられるようになります。
いつどんな時も、私たちは自己肯定感のレベルがそのまま現実に反映されるので、願望実現までのタイムラグも焦りや不安に飲まれることなく過ごせるようになります。
ちなみに、そもそも願いが叶うかどうかで悩んでいる場合は、
願い事というのは必ず叶うようにできているので安心してください。それについてはまた別の機会にお話ししますね!
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