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東京散歩 東久留米市「竹林公園」

先日土曜の秋晴れを利用して、見知らぬ土地へ散歩に行ってきました。
今回訪れたのは「新東京百景」に選ばれている、東久留米市の竹林公園です。

1.どんな所?

東京都東久留米市は武蔵野台地の自然を色濃く残す静かな町です。市の中央を落合川が横切っており、東京で唯一、平成の名水100選に選ばれたこともあってとても美しい地域でした。

竹林公園は西武池袋線東久留米駅から徒歩約12分の距離にあります。整備されているものの、住宅地の向こうにぱっと現れる竹林はそう広くは無いものの圧倒的な存在感でした。

2.公園までの道のり

東久留米駅。初めて降り立つ駅です。

駅前には多摩信用金庫がありました。こういった地域特有の銀行があると知らない土地に来た感がありますよね。
折角なので行きと帰りは若干ルートが変わるように歩いたのですが、まず行きはまっすぐ川にぶち当たるように進みました。水草が青々と茂っていて、透き通る水が涼し気です。夏だったらひんやりして気持ち良いでしょうね。

2.竹林公園に到着!

本当にこの辺りなのか……?と若干不安に歩いていましたが、遂に公園を発見!どうやら裏口側に着いてしまったようだったので、一旦入り口側へ向かいます。
入口手前にはトイレの一軒家が建っていました。竹だらけだからなのか周囲より温度が低く感じられたのでとても有難い存在です。

雰囲気のある入口です。その向こう側には先が見えない位沢山の竹が生えています。




入口では1組の家族と、1人の美人な白人女性とすれ違いました。
わざわざ来ている身で言うのもなんですが、意外と有名なスポットなんでしょうか……?特に白人女性はコンビニの袋以外に持つらしい物を持っていなくて、ベンチスペースでまったりしました。地元の方?観光……?凄く気になりましたが話しかける勇気もなく密かにガン見するに留まりました。(十分に不審人物です)

美女憩いの場

1度公園の中に入るととても静かで、そよそよとした風と微かに竹の葉が擦れる音だけが聞こえてきます。

途中タケノコを取らないように注意喚起を促す看板が複数ありました。泥棒がいるんでしょうか?残念ながら季節外れなので筍の姿はなく、青々と繁る竹ばかりです。

しかしちゃんとあの茶色いタケノコから竹に成っているんだなと分かる竹があって、成長過程を見る意味でも興味深かったです。

皮をぶち破って出てきている竹

少々注意点としては、整備されているとはいえ林の中なので虫がいます。
蜘蛛が割とでかでかと家を構えている割に、人の通る高さには巣を張っていないのは壊されてしまうからなんでしょうか。単純に高い所を飛ぶ虫が多いのかな?
同じ種類ばかりいたため興味深くて写真を撮ったのですが、苦手な方もいると思うので掲載は控えます。
代わりに小川で見つけた綺麗なものを載せます。湧き水から流れ出ているのでしょうか。

玉虫の羽らしきもの

そして最初にたどり着いた出口に到着。
そう広くはないものの、とてもリフレッシュできる空間でした!

3.竹林をぬけて、帰路へ。

公園を楽しんだあとの、帰り道での色々な発見についてお話します。

まず東久留米の名木100選などと書いてある木を発見。1本は住宅の間の抜け道のような場所で、フェンスの向こうから道に乗り出す形で伸びています。カラタチという木だそうです。初めて見ました。

枝と一緒にイバラも生い茂っている一方で、柚に似た黄色い実がなっています。後で調べたらミカン科の植物だそうです。生食は不可だけど果実酒の材料には出来るのだとか。

行きも通った川に戻ってきました。

随分狭い所に稲荷神社がありますね。
こんな風に道端にあるものなんですね。

暫く歩くと名木第2弾を発見。面白いことに、完全に民家の花壇に生えていました。イヌマキというそうです。

奥ののっぽがイヌマキ

これまた面白い形の木だなと写真を撮っていると、何と花壇の持ち主らしい住人の方が「どうぞどうぞ、撮っていって下さい」と通りがけに笑顔で話しかけて下さって驚きました。軒先ではしゃいでいたのを見られていたとはお恥ずかしい……とはいえ折角なので堂々と撮らせていただきました!

何気ない通り道の脇には栗林が広がっています。今にも落ちそうに丸々太った栗が既にイガイガの中から顔を出していて、こんな所でも秋らしさを感じました。昔は実家に栗の木があったので、祖父と一緒に足で中身を押し出していた懐かしい思い出が蘇ります。


帰り道も楽しみながらだと駅まであっという間でした!
たまには何気ない散歩スポットに訪れるのも楽しいですね。秋は過ごしやすい季節ですので、皆さんも良ければ散歩に行ってみて下さい!

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