モヤっとできることは感覚がアップデートされている証拠
昨日夫と皇位継承問題について話してたんだけど、夫の「今までずっと天皇が男性だったのならしっかり歴史を紐解いた上で判断する必要があると思うけど、女性も天皇になったことがあるこの国で今さら男性しか天皇になれないのはおかしいね」っていう反応に今さらモヤってきた。
例え日本で女性天皇の前例がなかったとしても、これだけ性差別が蔓延るこの国でその歴史に正当な意義があると思う?
ワイドショーで皇位継承問題についてやっていた時、「天皇は国民の象徴」のはずだから、男性しか天皇になれないこの国では、女性は非国民なんだな。
だからこんなに女性差別が蔓延っているんだな。って妙に納得してしまった。
しかも自民党は、「内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持する」と「皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする」の2案を提出している。
生まれた時から皇族である女性が天皇になりうることは、現時点で一般人であり元を辿りに辿れば皇統に属する男性をわざわざ養子として迎えることと同等なんだ、と寒気がした。
私の感覚ではこの問題、差別以外の何ものでもないと怒り狂い案件なんだけど、夫にとっては自分とは無関係のただの社会問題の一つに過ぎないんだ、と少し悲しくなった。
(夫にそんな自覚は一切ないと思うが)
「そもそもなぜ皇族内の話し合いで決めず、法律に定められているのか」とただの法律問題の一つと捉えず、「男性しか天皇になれないことは悠仁様にとっても苦しいことになりえる」と特権側の男性にとっての問題にすり替えることなく、ただ「差別だね。おかしいね。」と一緒になって怒ってほしかった。
女は感情的とかヒステリーとかよく言われるけど、それって差別に無自覚な男性が安全地帯から自分は虐げられず傷付かず第三者として発言できるからだよね。
で、散々声を上げていたのになかったことにされるまでがセット。
性差別について話すと夫は責められてる気になるんだろうな。
私は性差別をなくしたいだけであって男を全員敵だと思ってるわけじゃないんだよ。
性差別の価値観ってこの日本では男女限らず根付いているものだと思うし。
モヤっとしたことをその場で言語化できないことに悔しくなることばっかりだけど、モヤっとできることは感覚がアップデートされている証拠、というアルテイシアさんの言葉に救われて今日も元気に性差別に怒っていく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?