Spring View
写真の中は何も変わらない
あの日の笑顔を写し出している
満開の桜 いつも見ていた
今年は例年より遅くなりそうだね
どんなに大切に思っている人も
ずっといっしょにはいられないから
出会いの季節を待ちわびても
別れの季節と泣いていたよ
春風が吹く サヨナラをのせて
キミに キミに お別れを告げる
もうすぐすれば あの桜が見える
でもね その時 ここを旅立つのさ
希望を書いた 寄せ書きの隅
控え目な字でも 心に誓った
実感のない 遠い別れに
どんな顔していいか わからなかったね
なにげなく続くような毎日だった
いつものように「またね」といった
そんな当たり前がもう戻らない
新しい出会いのドアを開けて
思いださせて それぞれの別れに
キミが 最後に振り返る姿を
いつか「またね」が思いだせなくなる
時は ゆっくりでも 確実に進んだ
戻らない あの頃は
もう戻らない
どんなに大切に思っている人も
ずっといっしょにはいられないよ…
今年の桜は誰のために
どんな思い出を咲かすのでしょう...
花びらが舞う 新たなステージへ
キミに 僕に 春は訪れる
別々の場所 別々の出会いに
すべての人に
桜は咲いた
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