まあ描こうと思えば描けるんじゃないですか?(知らんけど)

こんばんは、小西里です。

過去の記事で何回か言っていますが、大学では美術史を学んでいました。それでカンディンスキーのレポートを書いて提出した時、講評で先生がカンディンスキーの絵に対して「こんなの僕でも描ける」と冗談混じりに言いながら黒板に円を描きました。いや、冗談だと分かっていましたよ?先生も笑っていましたし?でもね。

滅茶苦茶腹立たしかったです。

とはいえ抽象絵画の感想で「なんかこれ、自分でも描けそう」というのはたまに聞きます。確かに思うがままに筆を走らせたみたいに見えますし、なんなら大きいカンバスに一色だけを塗りたくった作品もあるくらいですから、「自分でも描けるんじゃね?」と思うのも分かります。今はね。さすがにぶちギレることもなく、まあそう思われても仕方ないかなあ程度に思う余裕が出来ました。

そして、「自分でも描けるよ」と冗談で言う人は、実際にはほとんど描かないのだから真に受けないのが賢明な判断です。

ただね、大学ではイライラしっぱなしでしたから。

誰でも描けると思うなら描いてみろよ。

そんで私の心を貫いてみせろよ。

なんて思っていたわけです。お恥ずかしい。

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