『禅とオートバイ修理技術』

生涯で一冊だけ挙げるなら『禅とオートバイ修理技術』だ。いまハヤカワ文庫でも上下巻で出てるらしいが若いころ単行本で読んで衝撃を受けた。どこで見かけて買ったか。大学の生協だったような気がするが覚えてない。わけのわからない題名と内容だが僕が教わったのは簡単に言うとブランドなんかくそったれということ。金属のカケラが修理に必要だったらそのへんに転がってるノーブランド品のカケラでも直ればいい。その思想を延長させてくとクルマは見かけどんなにボロでも機能してれば良し。ノーブランドのフリーランスだろうが結果出してれば良し。老若男女人類みな平等。

※「すべての空の下で2」という雑多な短文を連ねる試みの一節。

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