最近のゲームのレベルアップのお話。

最近『Horizon Zero Dawn』と『Ghostwire: Tokyo』というゲームをやった。
両方ともに高く評価されているゲームという点では共通するものの、
コンセプトやゲームのプレイ自体は大きく異なるものである。

しかし、そんな2つのゲームに意外な共通点がある。
レベルアップのデザインだ。
両ゲームともレベルアップ効果が、
「HPが微増+スキルポイントの入手」である。
そう、攻撃力やら防御力やらその他のステータスは上がらないのだ。
キャラクターの強化は基本的にスキルで行う。
そのスキルに関しても構成が似ている。
基本的にビルドというものは存在せず、「あったら便利だなぁ」という
スキルを「埋めていって」キャラクターを強化していくスタイルだ。
最終的に出来上がるキャラクターのステータスは誰がやっても同じになるのでスキルを選んでいくというより埋めていくという感覚になる。

私はこれをすごくつまらなく感じる。
自分のスタイルも確立できなければ、ものすごくレベルをあげて敵を蹂躙することもできない。
丁寧に作りこんであり、ゲームにおける「破綻」をさせないための配慮なのかもしれないが、すべてが製作者の予想の範疇に収められて遊ばされているように感じてしまうのだ。
ビルド構築型のゲームはスキル間のシナジーなどによりバランスをとることが難しいため、そういったことを作りこむよりも、レベルアップのデザインは簡単にして他に力を入れようとしていたのかもしれない。
いずれにせよなんだかさみしい。

ゲームの世界の中でくらい、規格外に強くなって暴れまわりたいよ。


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