我が家のハンターカブ整備&チューニング履歴キャブレター編
我が家にやってきてかれこれ20年近くになる本田CT110(通称ハンターカブ)。長く乗っているとあれやこれやと、やらねばならんことが出てくる。
普通に消耗品を交換すれば良いのだが、出来心でついついいらんことをやってしまう・・。
以前ポイント交換の模様を紹介したが、その前に行った(行わなければならなくなった)キャブセッティングのことを書く。ハンターカブ乗りの足しになれば幸いだ。
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もともとこのエンジン混合気薄めな感じで夏場ヒート気味。今回行ったジェットの変更は少し濃いめのセッティングかもしれないが今の所これでいい感じで乗れている。
すでにノーマルと違うところが2点、マフラーバッフルにドリルで穴あけして若干抜けが良くなっているのと、ピストンリング交換時にヘッドガスケットの薄板抜いて圧縮比8.5⇨9.3となっている。
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エアーフィルターの交換をするのだが・・
交換自体はスポンジ状のエレメントを洗浄または交換して元どおりに組み上げれば作業終了。
すでに何回か交換しているが、今回は何故かボックスの入り口についている板がとっても邪魔に感じた。
取ってしまうことはできないので、穴を開けて空気の流れを良くしようと思った。
こんな風に・・。
ついでに・・空気取り入れ口(荷台の接合部)も大きくした。
直径約20mm → 30mm。
さあ実走、まともに走らない・・・あたりまえか・・・。
手持ちのジェット類はあるので、摩耗しているかもしれないニードルジェットセットを購入しようと調べてみると、これがべらぼうに高い!パッキンセットと一緒に買うと、KEYSTERさんの燃調キットとほぼ同じ値段。燃調キットにはジェット類のほかパッキン、アイドル調整ネジ、エアスクリューなど小物部品が揃っている。メーカー純正で一式購入するよりはるかに安い。
さて、キャブのセッティングにかかる。
写真中央、右側 MJ、左側 SJ。
写真左側のマイナスネジがAS。
まず1回目のジェット類変更
MJ:#73 ⇨ #79
PJ:#38 ⇨ #37
空気量が増えているのに、なぜSJを小さくするのか?それはASが、標準の1-1/8戻しに対して、2-3/4戻しだから。
エアーをたくさん入れないといけないということは、混合気が濃いと考える。
我が家に来た時からなぜかASは戻し量が多かった。
キャブレターを組みエンジンをかけ暖気をしてからASの調整をおこなう。規定値(1−1/8戻し)から徐々に戻してアイドル回転数が高くなるところを探ると1-1/2戻しで落ち着いた。規定値から大きく外れていないからまあこれでいいだろう。
実走、スロットル開け始めゴボついてエンジン回転ついてきこないので、NJテーパーを濃いめに振ってく。クリップ位置は標準のまま。
標準より2段階濃いめで中速はいい感じ。
ところが、全開付近はパワーが頭打ち・・プラグは真っ白。
MJ:#79 ⇨ #83(根拠はない、キット最大)
NJ:標準よりテーパー1階濃いめ(MJ濃くしたから)
クリップ位置は標準のまま。
スロットル開け始めから全開まで結構いい感じ♪だったがプラグまだやけ気味。
MJ:#83 ⇨ #90(手持ち)
その後アクセル開け始めの感じをよくするため、NJを濃いめ薄い目色々試して結局標準(KYESTER製新品採用)。
まだ開け始めなんだかゴボつくんで、
PJ:#37 ⇨ #40
PJを大きくしたにもかかわらず、 ASの戻し量は規定値付近・・・ここは謎。
プラグキャップ、イグニンションコイル、コンデンサーを新品に、そして点火時期を調整してからのキャブセットである。念のため。
今までは夏と冬でアクセル開け始めの感じが変わるので、NJのクリップ位置を変えていたが、このセットにしてから変更なしで行けるようになった。
吸気口を大きくしたキャブセットなので、荷台を郵政仕様(空気取り入れ口が無い)に変えてもキャブセットはそのままでいけるようになる♪
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