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雨ツーリングの思い出 最終回(大山ー帰宅)

4月29日から始まった野宿ツーリングも終わりに近づいている。

これまでの旅の模様
4月29日〜30日 和歌山ー広島
5月1日 広島ー山口
5月2日〜5月4日 山口ー出雲ー大山

それにしてもこんなに雨の中走ることはなかなかなかった・・。
当時長期休みの機会が少なかったので雨でも仕方ないと思って出かけたが、やめた方が良かったと後悔した。本当は下関まで行ってから折り返しの予定だったが雨のため山口市で折り返しとした。宿など予約していなかったので山口市から高速道路で帰ってしまっても良かったが、せっかくここまで来たのだからということで後半は日本海沿いを走ることにした。

このツーリング以降、大山蒜山辺りまでは何回か訪れているが他の場所(林道など)は全く行っていない・・・。
また今度改めて行ってみるのも面白いかもしれない。


そして、5月4日も雨
昨夜からずっと雨である。
朝の支度だが、雨で他にはキャンパーがいなかったのでテントサイトの近くの屋根付き炊事場にバイクと荷物を移動させて朝食をとってから荷造りをした。
雨なんで飯の記録は無し。

屋根の下で荷造りできるありがたさよ

ラジオの天気予報はずっと雨。
天気もイマイチ何処へ寄るわけでもなく、あとは和歌山まで帰るだけ・・・あそうだ神戸のじいちゃん家へ寄って行こう。
大山から南へ、蒜山高原の裾野を走り中国地方山間国道県道を走り繋いで三田の山を越え神戸市内までたどり着く。

どっかのバス停で一休み・・
それにしてもよく降ってる

雨は一向に止む気配なし。
走ってるとだんだんハイになってくる。
オフ寄りのタイヤは雨の舗装路で結構ズルズルだったがそれもまた良し。

突然電話して土産も何も持たず濡れ鼠のまま神戸市東灘の(母方の)じいちゃんの家に訪問した。
商店街にある銭湯の湯船に浸かって全身の筋肉が緩んだ。1週間伸び放題だったヒゲも綺麗に剃った。そして夕食はすき焼きをご馳走してもらった・・。


5月5日 最終日

朝、曇り空ではあったが雨は上がっていた。濡れたウエアーはしっかり乾かしてくれていた。じいちゃんばあちゃんにお礼を言って神戸の家を後にした・・。
神戸大阪の市街地をゆったり走り抜けて和歌山まで帰ってきた。



1995年阪神淡路大震災でその家はなくなり、じいちゃんばあちゃんは三田市のおじさんところで生活するようになった。そして2人共他界してからもう長い・・。

雨のツーリング、景色は見れないわ、ご飯食べにお店に入りにくいわ、屋根付きの休憩するところ探さないといけないわ、かっぱ着てるけどどこもかしこもベタベタしっとりお漏らし状態でふやけるわ、荷物は防水してるから大丈夫だけど、とにかくまあ大変。
突然の雨は仕方ないにしても、雨とわかってるのに出かけるのはちょっと変態だったかもしれない。

もう33年前の春の雨ツーリングの懐かしい思い出話を改めて掘り起こしてみた。
さて、生きているうちにこんな雨ツーリングをする機会がまたあるのだろうか・・。

わざわざ雨に出かけないけどね・・。


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