帰省中の雑記

帰省中、気分転換に地元の町を90分ほど散歩する。

かつて自分が見ていた景色は、変わっていないところもあれば大きく変わってしまったところもある。
小学校や中学校の友人や同級生の家の前を通る。すでに他の人が住んでいる家もあれば、表札がそのまま掛かっている家もあって、昔遊びに行ったことあるなと古い記憶を引っ張り出してくる。

地元の同級生や友人たちとは、学校を卒業してから連絡を取らなくなったし、どこで何をしているかもほとんど知らない(SNSでなんとなく知ってる人もいるが)。
それぞれの前にはそれぞれの人生があり、進学や就職、結婚や出産というようなステップでいろんな人たちと遭遇して、生活や人間関係も上書きされていく。ずっと続く関係はとてもよいことと思うが、そんな人はおそらく片手で数えられるくらいだろう。実際、自分もそうだ。

自分自身、普段の生活で地元の同級生たちのことを考えることはまずない。同窓会なんてものがあったとしても、おそらく行かないと思う。あくまでも過去のことであり、今の自分には関係がない。もう二度と連絡を取らない人も、会わない人もいるだろう。二度と名前を思い出さない人もいるだろう。
きっと向こうもそうだ。

でも、それでいいんだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?