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これからの皇位継承の在り方について

皇室の安定的な皇位継承のために以下の方法があります。


1, 現状維持-> 男系の男子(つまり、お父さんの家系図をたどったら初代天皇の神武天皇にたどり着く男)が皇位を引き続き継承する。
問題点:この制度は側室制度(一夫多妻制)があったらこそ、続いた側面があって、一夫一妻が原則とされる現代ではその制度は復活できない。また、皇族の数が少なくなったことで、絶対に男子を産まなければならないプレッシャーで病む人が今以上に出てくるし、そんな思いをして皇族の一員になりたいと思う人がいるのかが疑問。そうなれば、さらに皇室の数は減っていくばかり。


2, 女系天皇の容認->別に男系じゃなくても、皇族と血縁関係があれば皇位を継承できるようにする。


3、女性天皇の容認
また、現在は男系の女性皇族であっても結婚後は皇籍を離脱しなければいけないため、皇位継承順のパイを大きくするために女性天皇を容認する。この場合皇室典範の改定が必要。
問題点:保守派曰く、2600年続いた男系の伝統を壊すことにつながり、許容できない。


4, 旧皇族の復帰->昔は皇族だったけど、戦後の改革で皇族を離れなければならなかった人が天皇になれるようにする。皇室の数が少ないことで生じる問題が無くなる。男系の伝統が続く。
問題点:
河野太郎
また、旧宮家は1430年に即位した後花園天皇の弟貞常親王の子孫であり、それ以来、600年近く、現皇室との間に男系の繋がりはなく、その男系が皇室を継ぐことが国民的に受け入れられるだろうか。(ブログから抜粋)

一方で、天皇制の存在に疑問を抱く意見もあります。

5、天皇制廃止-> 自分の意思関係なく生まれた時から人生が決まる、また人権( 選挙権が無い、財産権が無いetc)がないのはどうなのか。現行制度は時代の流れに逆行している。

個人的に皇室がこのまま続いて行って欲しいという願望があります。2000年以上の伝統が壊すことに躊躇を覚えること、そして古来平和の象徴であり続けた天皇というシンボルがあることによって社会の統合が図られてきたという考えが僕にあるからです。


そして、皇室を存続させるために様々な方法があります。個人的には2、3、4の合体が良いかなと。男系だけで皇位を継承していくのはは難しい。また、女性宮家を創設して女性天皇を容認し、加えて女系天皇もオッケーにしても、現在の皇室の規模が小さい以上、皇位継承者のなり手が少ないままであるという根本的な問題は残ります。そのため、女系、女性天皇を認めて、それに加えて旧皇族の復帰を認めることで、根本的な問題が改善されると考えます。しかし、その方法の問題点は国民が受け入れてくれるかどうかです。また、この方法でも皇位継承者が足りなくなるという問題がまた顕在化してもおかしくないです。
みなさんはいかがお考えでしょうか?

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