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三三

横棒が6本。これは落語家の名前でさんざと読む。
私はプロではないし、ましてや関係者でもない一般のファンなので芸人や役者の屋号亭号は省略するし、敬称もつけない。だだ、これでは横棒が6本の落語家が誰かわからないだろうから、フルネームで紹介する。
柳家三三(やなぎやさんざ)。人間国宝の小三治の弟子だ。
私はこの三三が大好きだ。

歌舞伎の入場料は3階のB席でも4,000円程度するが、寄席は3,500円位で入場できる。歌舞伎はテレビによく出る人が見られるが、寄席ではテレビでは見られない人を見ることが出来る。その上、入れ替え制がない興行なら朝から夜まで楽しむことが出来る。
若手の勉強会などはもっと安く観覧できる。新宿末廣亭で行われている深夜寄席は、私が頻繁に通っていた頃は500円だったが今は1,000円だそうだ。二つ目の若手が4人出てきて楽しませてくれる。

この深夜寄席で活きのいい若手を見つけた。それが三三だった。これは将来大物になるに違いないと直感したが、そのとおり2006年に真打ちになりその後も大活躍している。
今でも語り継がれる彼にとっての最後の深夜寄席を見る幸運に恵まれた。他の三人の演者とは格の違いを見せつけた。

今は健康上の理由で寄席からは遠のいている。テレビでも寄席番組は少ない。それでも、数少ない寄席番組で落語を楽しむ今日このごろだ。

柳家三三オフィシャルサイト
http://www.yanagiya-sanza.com/




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