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あなたの仕事をしてくれる人はたくさんいる、でもあなたの代わりはいない

先日、ツイッターのフォロワーさんに教えてもらったVoicyのフリーランスに関する音声配信を聞きました。とても有名な方で著書も大変面白いのですが、音声で言っていた、30代、40代のうちに自分にしかできない仕事をみつけないとダメだというのがとても気になってずっともやっていました。誰でもできるような仕事をしていてはだめだ、この人に是非頼みたい、と言われるフリーランスにならないといけないという内容だったのですが、多分私のとらえかたなのでしょう、この方のものの言い方も大変気になったし、これだけ年齢で区切られちゃうと、単純なんですが、40代以降に新しいことを始めたりチャレンジすることを否定されてしまうような気がしてしまいました。

もちろんそんな意図はないはずですし、年齢に関係なく選ばれる人材になりたいのは誰でも一緒です。お金、キャリアの年数を考えたら、経験を積み重ねていってポジションを確保し・・・というステップは、若いときからのほうが当然いいとは思います。でも、いつでも誰でも好きなことができるのがフリーランスの良さです。リスクはありますが、若いうちからじゃないといけないだとか、ある程度の年齢になったのにこきつかわれて足元見られてちゃダメだ・・・じゃなくて、本人が満足していたらもういいじゃんって考えです。

私は仕事として日本語を教えています。(日本語を教えてお金をもらっています)もちろんですが、私のようなことをしている人は世界中に数えきれないほどいて、例え明日からこの仕事をしなくても、どこかの先生がもっと上手に教えてくれますし、いわゆる「この人に頼まないとだめ」というレベルからは、正直、今の私はかなり遠いところにいます。つまり私の代わりなんてどこにでもいるわけです。

そんな寂しいことを・・・と思われるかもしれませんが、逆にそんな状態からどうやって自分とレッスンしてもらえるようにもっていくかとなると、結局は私が日本語を教えているから日本語を習いたい、と思ってもらうことじゃないかなって最近考えています。

日本語のレッスンに限らず、個人で仕事をしている人はみんなそうですよね。仕事内容もそうだけど、それよりも是非この人に頼みたい、任せたい、そしてその過程が楽しい・・そんなこと甘いこと言ってないで、プロとしてきちんと仕事をしていたら、自ずとリクエストがはいってくるはず・・・は、わかっています。でもある程度の年齢になってからはじめた人間には、若いときからキャリアを重ねてきた人たちよりも時間がないのです。もちろん人間的魅力を磨く前に、仕事に関してしなければならない勉強は山ほどあります。でもそれと並行してやることも意外とたくさんあります、この仕事。

普通だったらレッスン内容が商売道具だと思うのですが、笑われると思うけど、私はいつか自分自身が商売道具になってみたいです。カリスマ的人間にならなきゃとか、どんどん発信して名前をうらなきゃなんて全く思っていません。ただシンプルに信用と安心感を与える人間になって、フリーランスとしてご指名かかるようになりたいと願っています。




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