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苦手意識を手放してみたら

過去にマフラーを編むことに挑戦したことが数回あります。母が教えてくれたのですが、結局は5段ぐらいでクチャクチャになり「向いてないね」と言われてやめるパターンばかりでした。縫い物も「下手やね」と言われていました。

が、手芸屋さんで毛糸を見るたび、編み物ができるようになりたいと憧れているので、この冬、じっくり腰を据えて挑戦してみようと思いました。

色んな動画にお世話になり、最初はゲージばっかり編んで、次にマジックループを練習し、その次にネックウォーマーを編みながら失敗を重ねていましたが、1カ月半ぐらい経って、縄編みを入れたネックウォーマーが仕上がり、手ごたえを感じました。
編んでいるのが楽しくて、そこから続けてレッグウォーマーを編んで、今朝両足とも完成。まだ見栄えはイマイチですが、使えるものは編めているという感じ。

それにしても、親の「向いてないね」とか「下手やね」っていう言葉って、すごい影響力がありますね。

実は、日本にいる頃にカルトナージュという布箱作りに夢中になり、アトリエの先生が教えるのが丁寧で上手で、毎回キレイな作品が仕上がるのでした。いつも辛口の母も褒めてくるぐらい。そして、そこから布が大好きになり、縫いものもするようになって、カバンを作るまでになりました。フランスに来てから夫に弁当袋を手縫いしたら、それを見た同僚にほめてもらったこともあります。
「私は縫い物、編み物がダメ」と思い込んでいたのが、「そうでもないよね?」と考えが変わりました。そういう経過があって、編み物に再挑戦して苦労しても、安易に投げ出さずに済んだ気がします。「向いてない」と信じてたら、頑張りもきかないけれど、「できるでしょうよ」ぐらいに思っていたら、難しい箇所をクリアする過程も面白く感じました。

苦手意識って、本当に苦手ってこともありますが、実はただの思い込みってこともあるかもしれませんね。興味のあることなのに苦手って思っているなら「ただの思い込みじゃないのかしら?」なんて疑ってみて、まっさらな気持ちで取り組んでみたら案外できちゃうことってあるかもしれませんね。

今日も読んでいただき有難うございました!

アトリエはなみさん、イラストお借りしました。有難うございます。


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