見出し画像

刺し子の楽しさを知ったジーンズ補修

フランスの手芸店でも見かける刺し子。やったことはなかったのですが、ジーンズが破れたので補修の仕方を調べているうちに、刺し子を施している方をチラホラ見つけて挑戦してみることに。

当て布を作って、破れた口に裏から当てて、破れをまつりながら縫い付け。ジーンズに直接フリクションペンで方眼を描いて、柄を刺す。糸端は表に出したまま、一重に結んでカット。アイロンを当ててフリクションペンの跡を消す。という方法でやりました。


銭形刺しという柄だそうで、縦→横→斜めと刺していくのですが、銭形の穴に当たる四角を刺し終わって眺めると、下手くそなので割とイビツに。「キレイに柄は出ないのかなあ」と思いながら続けて、右上斜めを刺してもパッとしなかったのに、最後の左斜めを刺し始めた途端、「わー!柄が出てきた!」と大興奮。どんどん仕上がっていく最後の工程が気持ちよくて、まるでオセロを全部ひっくり返して勝つ時のような爽快感。終わってしまうのが残念なぐらいでした。仕上がりは写真の通り、二重になったりしている目もあるし、不揃いでいかにも初心者なのですが、近づいて見ることもないし私的にはOKです。刺し子が上手な方だったら、もっとすごくキレイなものができるんだろうなあと思います。

反省点は、柄の出方を全く考えずに刺し始め、端が適当になったので、ある程度計画はした方がよかったこと。思った以上に存在感があるので、もうちょっと上下の範囲を狭くするか、糸の色をジーンズに馴染む色にした方が好みだったかなあ。
最初、チャコペンで方眼を引いて見えづらくてフリクションペンを買いに走りましたが、書きやすさとアイロンを当てるとさっと消えたのに感服!ただマイナス何度かになると、また見えるようになるらしく環境によっては注意が必要のようです。ジーンズの裾を折り上げて手を入れながら縫いましたが、それでも相当縫いにくかったのと、刺繍糸を二本どりで使いましたが糸がよく切れたのが大変でした。

それにしても、刺し子がこんなに楽しいものだと知らなかったので、今度は小さい額に入れるような刺しやすい作品をやってみたいなあと思っています。

追記 刺し子の縫い目で生地が寄る感じになって、テーパードのシルエットに影響してしまい、結局、補修後に何回か履いてこのジーンズは手放しました。シルエットが崩れないようにも注意が必要ですね。やってみる方のご参考になれば!

今日も読んで下さってありがとうございました!
あめさん イラストお借りしました。ありがとうございます!








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?