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【大腰筋】バレエにおける役割と重要性

Bonjour 🇫🇷

フランスバレエアカデミー®︎のHarukaです。

今回は「筋肉」について書いていこうと思います 💪

バレエのレッスン中、こんな悩みはありませんか?

  • 足が高く上がらない、引っかかりがある

  • 動く中で身体のアライメント(ライン)が崩れがち

  • 身体を上に引き上げられない・感覚が分からない

またはレッスン後、こんな感覚はありませんか?

  • 太もも(特に前もも)がパンパン

  • 身体が重い、どっとした疲れを感じる

  • 数日後に筋肉痛や身体の痛みがある

これら全ての原因は実は「大腰筋」という筋肉にあります。今回はこの「大腰筋」というバレエでは超重要な筋肉についてご紹介していきます。

「解剖学」や「○○筋」というと小難しく聞こえてしまうかもしれませんが、誰でも理解しやすいような内容ですので、ぜひぜひお読みください 📖




① そもそも「大腰筋」とは??


「大腰筋」は腰回りにあるインナーマッスル(身体の深い部分にある筋肉)の一つで、上半身と下半身をつなぐ役割をしているの唯一の筋肉です。


https://kimitsu-iron.jp/media/chouyoukin/


また「大腰筋」は「腸骨筋」と共に「腸腰筋」を構成する要素の一つでもあります。ただ「腸腰筋」は表面からパッと触れられる筋肉ではないため、実際に力が入っているかもなかなか感覚が掴みにくいものだと思います。

しかし、バレエを踊る上でとても重要な役割を果たしてくれています。


② 「大腰筋」はこんなときに使う!


もちろん私たちは日常生活でも、歩くときや階段を登るときなど、無意識でこのインナーマッスルを使って生活しています。

大腰筋の主な役割として、

  • 股関節を曲げたり伸ばしたりする

  • 股関節を外側に回転させる

  • 腰椎(腰の骨)を前後や横に倒す

などがあります。

これらをバレエの動きで考えてみると、

  • 股関節を曲げたり伸ばしたりする
    → 足を上げる動きやパッセの動き

  • 股関節を外側に回転させる
    → アンディオールの動き

  • 腰椎(腰の骨)を前後や横に倒す
     カンブレ(前・横・後)に身体を倒す動き

となりますね。

どうでしょう?ただ役割を見ると「こんな動きあまりしないでしょ?」と思う動きですが、実際にバレエの動きに置き換えると「大腰筋しか使っていない」ということに気づくと思います。

つまり、この「大腰筋」が使えているかどうかで踊り方や身体の使い方が大きく変わってきます。


③ 「大腰筋」を使えばもっとラクに踊れる!


では実際にバレエで「大腰筋」が使えている場合と使えていない場合では、どんな違いがあるのでしょうか?

【大腰筋が使えている場合】下半身と上半身が「分離している」状態

腰回りに常に「スペース」があるので、下半身が軽く、必要最低限の筋肉だけで踊ることができる。

【大腰筋が使えていない場合】下半身の上に上半身が「のっかている」状態

上半身の重さを支えるためにあらゆる動きで太ももの筋肉を使うように。結果、太ももがパンパンになり、下半身がどんどん筋肉質になる or 太くなる。

「大腰筋」が上手く機能しない原因の一つに「反り腰」があります。実際に立って一番ポジションのまま腰を少し前傾にしてみると分かりますが、「大腰筋」に力が入りづらく、力が後ろに抜けていく感覚があると思います。

この状態で踊ると「大腰筋」を使う代わりに太ももを使うので、レッスン終わりには太ももがパンパン。。。なんてことも。強く柔らかくしなやかな「大腰筋」および「腸腰筋」を作ることがポイントです。


まとめ


いかがでしたか?今回はバレエには欠かせない「大腰筋」の役割と重要性についてご紹介しました。

普段のレッスンの中で「大腰筋」が眠ったまま踊っている方は本当に多いです。ぜひ「大腰筋」をフル活用して、快適なバレエライフを 🩰

「大腰筋」を目覚めさせるのにオススメなのがフランスバレエアカデミーの「エゴスキュークラス!身体の歪みを簡単な運動で整えることで、反り腰を解消し、大腰筋を正しく意識できるようにしていきます。


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エゴスキュークラスの様子


最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、à bientôt !