見出し画像

最高位戦日本プロ麻雀協会の二つの取り組み

主要な麻雀団体がリーグ戦をl開始して1ヶ月以上が経ちましたが、最高位戦日本プロ麻雀の取り組みがいい意味でも悪い意味でも注目されています。

まず主にスコア表記のために使われるテロップが、麻雀ファンはもちろん他団体および自団体のプロからも絶賛の嵐を受けています。

テロップはプログラムをほぼ赤坂ドリブンズの園田賢プロ一人が、フォントなどのデザインを同じく赤坂ドリブンズの浅見真紀プロ他数名が担当して開発されました。

EXCELとPowerPointだけで作成されたこの通称[園田システム]は点数表示・テンパイはもちろん、副露や選手のミニ情報まで表示でき、スポンサーを募集して広告を1半荘に2~3回程度表示しています。

特徴的なのはミニ情報で、やや内輪受け寄りなものの当日の選手の意気込みや選手発信の技・用語、さらには遠征している選手の終電情報まで表示されます。

少しずつ慣れ始めた現在では意気込みコメントで全く麻雀に関係ない遊びのコメントも出始めています。

そしてもう一つの取り組みは鳴きやツモ牌の所作をルール化して、麻雀を知能スポーツに近づける取り組みです。

私も感じたのですがルールが若干厳格過ぎるため一部プロから批判があり、A2という上から2番目のリーグに所属していた三ヶ島プロから退会届けが提出され受理されました。

実は見せ牌2回で5ポイントというのは厳しめだけど妥当だと思っていて、この罰則の厳しさとツモ牌のタイミングのルールとの整合性が取れていないのが問題なのだろうと推測しています。

そもそもポンの発声前に牌をつもったら見せ牌になる可能性が高いのですから、[捨て牌が山に付く前にツモ牌したら指導2回で注意]ぐらい容易でかつ最高位戦の最大の課題である試合時間の長さにも配慮した内容でよかったのではないでしょうか。

ただ少なくとも競技麻雀を公正で視聴しやすいものにしようという方向性は一貫しているので、これからの最高位戦に私は期待しています。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?