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「いいお母さん」というツチノコ


あっという間のGW、いかがお過ごしだったでしょうか?
今年はゆっくり家で過ごした時間が多かった我が家ですが、
しょっぱな、私だけ島根に行ってました。
目的は、子育ての四技能講座ブラッシュアップ研修会。
一泊二日の一人旅。

その旅行で、気づいた自分の罪悪感の正体についてのお話です。



まさかまさかと思った子どもの反応


今回の研修会、9時半~夕方までの予定でした。
遠方からくる仲間たちもいるし、
せっかく島根まで行くのなら一泊したい!と計画。
子どもたちにはダンナより先に、早々に計画を伝えていました。

学校のある日に出発だったので、子どもたちを起こして、
ある程度支度したのを見たら出発しよう、
遅くとも7時には出たいよねなーんて思って、
前々日、出発時間を伝えたら、
前日から、まさかのお母さん行かないでコール。
それも、上から下まで4人全員!
なんでやねん。

12月に初めてお母ちゃん1泊2日の一人旅、
春休みに長男、次女、三女だけで私の実家で2泊3日。
お母さんがいない寂しさを経験したから、
行かないでコールになったのかな~、
と思ったりはしたのだけど、
「ちょっ、まじか!」
となったのが、正直なところ。

朝も引き続き「、ぐずぐずと行かないで~という姿を見て、
これはすぐに出たらいかんやつと思い、出発時間をずらしました。

それでも、行かない選択肢は私の中になく、
「お母さんは行くよ」の姿勢を貫きつつ、
朝の時間を過ごしていたら、
子どもたち、
自分の支度が完了し、
もう学校に行くだけとなったところで、
お母さん行ってらっしゃいと、お声がかかり、
全員といってきますのハグをし、
無事出発できました。



「いいお母さん」像って


研修会に参加し、同じく研修会に参加した仲間にこの話をしたのですが、
「一人で出かけることへの罪悪感」
を持っていた自分に気づきました。

お母さんなのに、子どもを置いていく。
お母さんなのに、自分の都合で出かける。
お母さんなのに!

子どもたちは、非言語の私の気持ち
「おいていって、ごめんね」
を感じ取り、
「おいていかないで、寂しい」
となる。

「変な罪悪感を持っていたら、子どもが親になった時にそう思うよ」
って言われてハッとして。

お母さんは、子どものことを一番に考える、
お母さんは、子どものことが最優先、
お母さんは、いつも子どもと一緒、
お母さんは、自分だけが楽しまない。

そんな、
ツチノコと同じ
幻のお母さん像を描いている自分がまだいた。

こういう非言語の部分が、一番伝わるんだった。
おいおい何をしてるんだ、私。


「100年続くしあわせな子育て」

子育てって、何かしてあげないと!
とばかり思っていたのだけど、
実際は、してあげることなんてこれっぽっちもなくて、
子どもは自分で自分を成長させる方法を本能的に知っていて、

できることといえば、
やりたいことをやって、
しんどい時は休んで、
助けてほしい時には、助けてって言って助けてもらって、
頑張って、
息抜きもして、
ごろごろして、
楽しそうに生きてる、
この姿を見せるくらい。

そんなお母さんの笑顔を見て、子どもも幸せになる。
お母さんが幸せ=子どもも幸せ。

大人になっても楽しそうな姿を見ていたら、
大人になるのも怖くない。

「100年続く幸せな子育て」
そんな私の姿が、子どもの孫の幸せに繋がっていく。
皆で幸せになっていくぞ。








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