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ワインエキスパートの勉強まとめ(ボルドー地方④グラーヴ格付)

「ボルドーワイン」といえば赤ワインを連想しますが、白ワインを作る地区もあります。
そのひとつがこのグラーヴ地区です。
シャトーによっては、赤ワインと白ワインの両方を作っています。

Gravesおさらい

・温かい水が流れるガロンヌ川の左岸に位置します。

・グラーヴ(Graves)とはフランス語で「小石、砂利」を意味しています。実際この地区は大部分が砂混じりの土壌で、場所によっては粘土質となっています。

・グラーヴはボルドーに近い北部の住宅街にあるペサック地区、さらに広い範囲を占める南部グラーヴ地区から成り立っています。もともとグラーヴとして一つの地区にまとまっていましたが、ペサック村近辺のワインが特に高品質とされ、1987年にAOCペサック・レオニャンが設立されました。

・ボルドーワインの主要取引相手だった英国では、メドックワインが流通する前はグラーヴのワインが人気でした。特にペサック地区のシャトー・オー・ブリアンはロンドンに店を構え、英国の貴族の間で知名度が高まります。彼らから格別の高級ワインとみなされるようになりました。オー・ブリオンがグラーヴ地区のシャトーにもかかわらずメドックの格付けにも入っているのは、こうした経緯によるものです。

AOC
グラーヴのAOCは3つあります。
・地区名AOCは赤白ワインのGraves、白ワインのみのGarves Superièresです。村名AOCが赤白ワインの Pessac-Léognanです。

グラーヴの格付け
・1953年、1959年にグラーヴの格付けが行われましたが、すべてのシャトーがPessac-Léognanに含まれます。

・グラーヴではワインの生産色に格付けが行われています。赤ワインに格付けされたシャトーが7、白ワインが3、赤白両方が6の計16シャトーが対象です。

・グラーヴの格付けにはメドックのような階級区分はありません。

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コミューンごとに色分けしてみましたが、見えるでしょうか…


最後に

ワインスクールではフランス・イタリアまで進んではいますが、noteでの復習、このペースで一次試験に間に合うのか非常に不安です。更新のペース(と記事の精度=私自身の理解度)をあげていこう。

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