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ワインエキスパートの勉強まとめ(ブルゴーニュ地方&ボージョレ地区①地理的特徴)

やっとブルゴーニュ地方に入りました。ざっくり二回で終わらせようと思っていましたが、ブルゴーニュもそれだけで語れそうにはありません。

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https://avis-vin.lefigaro.fr/connaitre-deguster/tout-savoir-sur-le-vin/guide-des-regions-et-des-appellations/bourgogne (2020/5/18閲覧)

地理

ブルゴーニュ地方とボジョレー地区はフランス北東部に位置します。地形や気候が独特で、これらがうまく融合してブルゴーニュワインの繊細さが生れます。

恐竜が生きていた時代のは海だった影響で、ブルゴーニュ地方の土壌は石灰質の泥灰岩と粘土で成り立っています(例外あり)。また、およそ180万年前にこの地域の東にそびえるアルプス山脈からの圧力によって地面の沈降が起こり、後の氷河期時代に浸食が繰り返し行われ、起伏のある土地が形成されました。この地域最南のマコネ地区ピュィイ・フッセには、ソリュトレやヴェルジソンという500mもの巨大な奇岩があり、これらがこの土地の地質の歴史を物語っています。

銘醸地とはいえぶどうの栽培面積もワインの生産量もかなり小規模です。AOCワインの割合もフランス全体の3%に過ぎません。

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ブルゴーニュ地方は大きく分けてシャブリ地区とグラン・オーセロワ地区Chablis et Grand Auxerrois (1地区としてカウント)、コート・ド・ニュイ地区Côte-de-Nuits、コート・ド・ボーヌ地区Côte-de-Beaune、コート・シャロネーズ地区Côte Chalonnaise とマコネ地区Mâconnaisの 5つの地区(とボージョレ地区)で成り立っています。

気候

ブルゴーニュ地方の気候は大陸性気候に区分されますが、地域によって様々で、北部はより大陸性、東部は海洋性、南部は地中海性気候の影響を受けています。また地区レベル、さらに畑レベルでより多様な特色があり、優れたブルゴーニュワインを醸成する要素の一つとなっています。

最後に

↓上空から見たブルゴーニュ地方。サムネイルに載っている岩がマコネ地区のソリュトレ奇岩です。

#ブルゴーニュ  

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